おそ松さん 恋された十四松

【番外編】バレンタイン ページ25

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バレンタイン3日前

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「近づいて行く！ 近付いてく！ 決戦のバレンタイン〜」

「坂田それフツーウチら世代通じないから」

朝から坂田が熱唱して郁子が突っ込んでます。
いつもの光景です。
しかし、いつもとちがうのは

「バレンタイン！！！」

そう、もうすぐバレンタインなのです。

「Aは例のむつごとまだ仲良くやってるのー？」

明美に聞かれました、

「うん、ぼちぼち〜」

十四松くんが好きなんて言いません。
そんな事いったら一生イジられるから。

人の恋路には突っ込みますが、情報屋なので、
皆んなからも相談されるので合法です。

「てかてかてか！！！ A！！ この前の松の上高校のイケメン彼氏いるか聞いてくれた？！！？！」

キャンキャンうるさいのは雨宮です。
この前、十四松くんの野球の試合観に行ったとき十四松くんとバッテリーを組んでるイケメン男子 藤岡クンに一目惚れしたそうで、情報よこせ、よこせとうるさい今日この頃。

「藤岡クンならフリーだってー！ 十四松くん情報！」

「十四松くんか〜心配だなぁ」

「あとは、えー、あれだあれ、野球の先輩、上田くんも言ってた」

「おおおお！！」

「あと、本人」

「は？」

「だから、本人」

「それさー！ 1番に言ってよ！」

「え？」

「そーだよ！ A！ あンたってさ、なんか変なとこ抜けてるよね、」

郁子に突っ込みいれられました、

「つーか！ それ！ いつ聞いたの！？」

「この前の試合の後、十四松くんからLINE送られてきて、きいた」

「は！？ A藤岡くんのLINE知ってたの！？」

「言わなかったっけ？」

「聞いてない〜！ なんで教えてくれなかったの〜！？」

「情報屋、探偵には守秘義務がありまして、」

「うっわ！ こーゆー時だけ職権の乱用だ！ 未成年のくせに！！ こんな時だけ職権振りかざしてずるいぞコラァ！」

「いや、むしろ未成年だから(仮)探偵、情報屋なので振りかざしても良いのでわ？？？」

「ナニ坂田はマジになってんの！！！」

「確かに、教えなかったのはヒドイかも？」

明美、てめ、裏切りよって！

「てか、試合の時あんなに仲よさ気に話してたからもう知ってると思ってた！」

「聞けなかったの！初対面でLINE交換はんてなんかあれじゃん！ しかも友達の友達の友達とか超ビミョーな」

「おい、十四松くん友達にカウントしないんかい」

「しないっつーの！ 松野家は論外！」

その時松野家全員同時にくしゃみが出たそうで

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