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筆が乗る時は乗るのですが、モチベが無いとダメクソみたいな文しか書けない…… ページ15

『ねぇ、優さ……』



「……」

視界が歪む。


私はそんなにいけない事をしただろうか。


確かに人として良くはない事だったかもしれないけど、優さんの為に頑張ったのに。


努力が必ずしも報われるとは限らない。私はその言葉の意味を、どこか理解した気がした。


今まで私は家族のみならず、優さんにも散々甘やかされて育ってきた。


優さんが私を自発的に突き放すのは初めてだ。


謝ろうと思えば、言葉はいくらでも出てくる。


でも、優さんはきっと中身の無い謝罪なんてとうに見透かして相手にしてくれない。


優さんがつらそうだったから、その原因を消しただけなのに。


優さんは人一倍正義感が強い人だから、私のやり方が気に食わなかったのは分かる。


でも私はそのやり方しか知らないから、上手く優さんが望む方法で彼を愛せない。





『無茶な事言わないでよっ』

虚空に向かって吐き出した言葉は跳ね返り、自分に突き刺さってきた。


毎回、わがままを言って優さんを困らせてきたのは私だ。遠かれ近かれ、こういう時が来ていたのかもしれない。


私、そんなに悪い子だったかな。優さんが見捨てるようなどうしようも無い子だったかな。


何もわかんないよ、優さんが居なきゃ。私は優さんが考えてくれるから色んな事が分かるのに。





「鳴神さん?」



『……しのみや、先輩』



「どうしたの、こんな所で。石上くんとは一緒じゃないの?」



『……喧嘩、しちゃって。優さんの事いじめる奴らが秀知院の品格を落としてると気づいたので、北欧の辺りに飛んで貰ったんです。勿論御家族ごと……
それが優さんの気に障ったみたいで、怒られちゃって』


『でも私、何が悪いのか全く分からないんです。私は優さんの為にこういう事したのに、なんで怒られなきゃいけないんだろって。こんなに好きなのに、なんでばかりが積もっていって』

声が震えて、立っていられない。優さんに嫌われるのが怖い。


どうして?なんでいけない事なの?





「……その気持ち、少しわかってしまうわ。私もたまに、石上くんにやり方を咎められる事があるから。彼、変な所で怖いもの知らずなのよね」


「ねぇ鳴神さん、"怒る"と"叱る"の違いは分かるかしら」

この前目覚めたら夕方6時でしたああ怖い怖い過眠症って怖いな→←どうか、先生に生徒会メンバーの未来ifを……



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設定タグ:かぐや様は告らせたい , 石上優   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:白米 | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/13ec41960d1/  
作成日時:2022年1月21日 20時

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