【進撃の巨人】潔癖症な彼と過眠症な彼女【リヴァイ】３rd

第97話 みぞおち* ページ4

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「あははは！！！」


『笑わないでよ…』


「だって…面白すぎでしょ！」


『こっちはあの後説教されたのよ？！』


「リヴァイ兵長面白すぎ！」


『何なのよ、他人事みたいに…』





後にあの日の出来事は
憲兵団の中で有名になり、

【人類最強に蹴りを入れた女】と呼ばれるようになった。



「だってっ、助けてもらったのに変態！！ってみぞおちに蹴り入れる？！」


『……それは、、申し訳ないけど…』


「だいたいあんた、リヴァイ兵長が助けてくれなかったら死んでたのよ？」


『……はい』



確かに助けてもらったのに蹴りを入れるのは私も人間としてどうかと思う…


でもいきなり担ぎ上げるのは…ちょっと…






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「でも良かったんじゃない？
おばさんも無事に避難してて、お兄さんもかすり傷だったんでしょ？死ぬよりマシよ」


『そうだね、安心した』


「で？あんた明日どうするわけ？」


『あー…お兄ちゃんもいるし、一緒に壁外行こうかなって思ってる』


「ふーん…まぁ気をつけなさいよ？またいつ巨人が来るかわからないし。それに…過眠症のことも…」


『わかってるよ、もう大丈夫だから』




明日は私も壁外調査に参加する。


戦いに行く、というより…外の世界を見に行くのだ。



ずっと見たい、見たいと言っていた私のために、兄が調査兵団の団長に頼んで連れて行ってくれることになったのだ。





「気をつけてね…」

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