オーエル (ページ19)

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智「あ、やべアイス」

「そうだ、外で食べたい！アイス！」

憧れだったんだよね～

春の夜に外でアイス食べるの

もうさっきよりだいぶ溶けちゃってるけど、、

智「ちょっと寒くね？(笑)」

「ちょっと寒い中食べるアイスが美味しいんですよ！」

智「そうか(笑)」

さっきニノと座っていたベンチに今度は大野さんと

さっきにのが座っていたところにわたしが座って、私が座っていたところに大野さんが座る

「見えないですねぇ」

舌の上でじゅわーりアイスが溶けていく

ぼんやりと空を見上げていれば、

雅「あ、なんだいるじゃん」

潤「お、いいなアイス」

和「見えねーだろここからじゃ」

もう寝たと思っていた3人が窓を開けてぞろぞろと出てきた

和「何ラブラブしてんのよ2人で」

雅「え？ラブだったの？！」

智「あぁラブしてたとこだからお前ら戻れ」

潤「なんだよラブしてたところって(笑)」

そんなやりとりに他人事のように笑ってると「はい詰めて」とにのがどんどん私を大野くんの方に寄せて端に無理矢理座る

智「狭い」

「せまい」

和「おっさん降りろや」

智「優先席だぞここは」

潤「おっさん認めるんだ(笑)」

なんでもいいけど、狭い、そして近い

大野さんとにのの腕にぴたっと挟まれてる

和「お前どさくさに紛れて痴漢すんなよ」

「はい？！」

智「痴漢はだめだって」

絶対痴漢の正体大野くんだし

流星を見に来たはずなのにいつのまにか星のことなんて忘れて、部屋に戻った時にはもう時計は3時前になっていた