オーエル (ページ14)

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「薄皮大判探して」

雅「あった！」

「みんな結構食べる？」

雅「んー、翔ちゃんいないしなぁ」

「もう1人の人は？」

雅「にのはぜんぜん食べないから平気」

買い物かごに私が指示したものをぽんぽん入れていく

雅「あの家でラブの予感はありそ？」

「急に？笑」

雅「俺ねぇAと翔ちゃん結構いいと思うんだよね～」

「格好良いけどエリートすぎて恐れ多いよ、そのキャベツ取って」

雅「え～？まぁ頭良いけど結構ヘタレなとこあるよ翔ちゃん、お酢そういえば切らしてる」

「ギャップってやつ？笑ラー油は？」

雅「女の子好きじゃない？そういうギャップ(笑)ラー油はこないだ買ったからある！もう平気じゃない？」

お会計を済まし、重い方をまーくんが当たり前のように持った

雅「まぁ～、あの家の人はみんないい人だから！誰を好きになっても後悔しないと思うよ！」

「まってあの中の誰かを好きになるの私笑」

雅「え、だってみんな超イケメンじゃない？俺女の子だったら絶対惚れるけど！」

まぁ顔面偏差値は高い

それは出会った瞬間から思ってた

会う人会う人みんなイケメン

「イケメンは目の保養にしておくくらいがちょうどいいのよ」

雅「もったいないな～笑」

街灯に照らされながら笑うまーくんはみんなの話をする時いつも優しい顔になる

大好きなんだろうな、みんなが

そんなことを考えてると赤い屋根のお家に着き、

まーくんと一緒にこの家で初めての「ただいま」を口にした