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「佐藤さん？」
「え？あ..そうです、昨日からお世話になってます」
「だよね、話は聞いてる笑」
昨日帰ってこなかった人か、
焦げ茶色のふわっとした髪がピョンピョン跳ねてて、なんか可愛い
「え？」
「え？.....あ、すみません！！！」
気付いたら私は目の前の彼の髪の毛を触っていた
「えっと、ゴミ！ごみついてて！」
「まじか、風呂入ったんだけどなぁ」
何やってんだ私
その人はゴミを取るように髪をわしゃわしゃと触った
「もう大丈夫です笑」
「あんがと笑」
この声...
どっかで聞いたような.....
「大野です、よろしくね」
垂れ気味の目が優しく笑った
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外が暗くなり始めた頃、
夕飯の買い出しに行こうとすると
雅「わっ、びっくりした」
「あ、おかえり」
玄関を開けた瞬間目の前には鍵を開けようとしていたらしいまーくんが驚いた顔をして立っていた
雅「ただいま！具合どう？」
「もう平気、ねぇ昨日部屋まで運んでくれたよね..ごめんね」
雅「あ、それ松潤だよ笑」
「え、」
雅「俺も結構ふらふらしてたからさ、最初俺が連れて行こうと思ってたんだけど松潤が代わってくれたの！だからお礼なら松潤に言ってあげて笑」
あの潤くんが.....
あぁもう色々だめだ潤くんの前でお酒飲むのやめよう...
てか私ダイエットとかいうものと随分疎遠だったけど体重いくつだっけ?!
“お前ちょっとは痩せろよ”
あー聞こえる聞こえる...
今確かに頭の中で潤くんが私に向かって言ったよ氷のような冷たい視線向けて言ったよ....
雅「買い物？」
「うん、餃子作ろうと思って」
雅「一緒に行くよ」
「疲れてるでしょ、平気だよ」
雅「へーきへーき！」
お言葉に甘えてまーくんにも買い出し付き合ってもらった
雅「どう？あの家」
「今のところ私のイメージ最悪だよね」
雅「そ？笑」
「お酒で潰れるし櫻井さんは見送れなかったし二日酔い姿で大野さんに会うし...」
雅「松潤はAのこと結構気に入ったと思うよ？」
「どこに気に入る部分あった笑」
雅「面白い人好きだからね〜あの子は」
いやいつ私面白い要素だしたっけ、
私みたいのが急に一緒に住むことになったら私だったら即追い出したいですけど！
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作者名：ちゃろぱ | 作成日時：2019年2月19日 20時
