第8話 ページ11
夢主side
『……平和だなあ』
一連の騒動が静まって、横浜は平和を取り戻した。
『こうもなると、暇すぎる。何か面白そうな事は…___』
視線をずらすと、何やら負のオーラを放つ知り合いが一人。
その名も樋口一葉。私の部下でもある純粋な子だ。
『…?あれは……理想主義の探偵と人虎ではないか。』
樋口は芥川君にべったりだし、一人で居るのも珍しい。と云うか、敵組織と一緒とは……密会か逢引か__
『やぁ、諸君!この組み合わせは初めてだねぇ。プライベートなのかい?』
気配を消して彼らに近づき、そう声を掛けるが一番善い!
樋「なっ、Aさん!?ち、ちち違います…!これは…えっと……」
国「貴様はポートマフィアの…!何度でも云うが、お前達との衝突は極力避けろとの社長指示だが……事と次第に依っては相手になるぞ!」
『んー…殺してくれるなら大歓迎だが、生憎此方も首領に“敵対するな”と云われていてね。』
樋「Aさん…!芥川先輩が、あ、逢引を…」
『ほお、彼がねぇ… それは面白いじゃないか!それでそれで?もうお相手は検討ついているんだろう?』
樋「そ、そうだ!写真の女性に就いて教えて貰いましょう!」
そう云って国木田と云う男と人虎に思い切り土下座する樋口。そこ迄して知りたいとは……
『…ん?写真の女性?どれどれ〜…』
長い黒髪に白い服…………あれ、これって____
『まぁいいや』
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作者名:朱夜 x他1人 | 作成日時:2022年8月5日 16時