大人子供 ページ6
誰だかわからないが、声が聞こえる。
一人ではなく、もっと大人数の声が。
でもハッキリと聞き取れない。
「…………うぶ？……ーい、…もし……」
誰かに体を揺すられている。
言葉にノイズがかかって、理解できない。
「おーい」
「もしもしー」
「……死んでるのかな？」
人を死人扱いするな。
『……生きて…ます』
アタシは重い体をゆっくりと起こした。
頭…いた…何処かでぶつけたのか。
「やっと起きたね、大丈夫？怪我とかしてない？」
私に話しかけているのは大柄の金髪の男だった。
体つきがよく、ガッシリしている。
『ええ…まあ、恐らくは問題ないと思います…』
えへへ、とアタシは男に笑いかけた。
「そっか、なら良かったー。早速だけどコッチに来てもらってもいい？」
『…はい』
言われるがままに男が進む方へ行くと、何人かの男女がそこにいた。
「おお、やっと目が覚めたのですね。良かったです…ククク」
胡散臭そうな眼鏡の男がアタシを見て微笑んだ。
「ほんと良かったです！心配してたんですよぉ」
続いて作業着を着た女。
他を見渡すと、小さな子供から高校生、立派な大人と見える方がいた。
ん、あの制服、アタシと同じ学校じゃん。
目に入ったのは、アタシと同じ学校の制服を着た男女だった。
二人を見ていたらコチラにズンズンとやって来た。
「なあ、君！オレらと同じ学校だよな！隣のクラスの…」
「隣のクラスの君賀Aだな、こうやって話すのは初めてかな」
「おいサラ！オレが話しかけてるのに被せるのはやめてくれ！」
「すまんジョー、私も他に同じ境遇の子がいるとなって話してみたかったんだ。」
サラとジョー、そう言った二人はニコニコしながら話しかけてきたが、私は全く知らない。
申し訳ないが他人に興味が全く無い。
関わりのない奴を覚える価値がある？
『えっと…ごめんなさい、私お二人の事よく知らなくて…えへへ』
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乙☆姫 - とても面白いですね。 私もキミガシネ大好きですし、その中でも敬二推しです!続き、楽しみに待ってます。 (2018年9月24日 7時) (
レス) id: 313b3a8dad (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしてます。 (2018年9月23日 15時) (レス) id: f599d7be5d (このIDを非表示/違反報告)
りんご@妖精(プロフ) - フンワリさん» コメント有難うございます！わーー！本当ですか！私もこんな感じなんで共感してもらえて嬉しいです(^^) (2018年4月22日 16時) (レス) id: f03ccd1910 (このIDを非表示/違反報告)
フンワリ - 主人公が今の私と似すぎてすっげぇ感動します！！ (2018年4月20日 3時) (レス) id: b157ce4d1b (このIDを非表示/違反報告)
りんご@妖精(プロフ) - 黒バイさん» 有難うございます！ゆっくりの更新となってしまいますが、どうぞ最後までよろしくお願いします(⌒▽⌒) (2018年4月12日 0時) (レス) id: f03ccd1910 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご@妖精 | 作成日時：2018年4月9日 4時
