進展開始2 ページ11
カンナは少しだけ落ち着いてくれたみたいだ。
アタシは彼女にしてあげた行為からふと我に返った。
…気持ち悪、自分。
「あー、ココ、鍵穴みたいのがあるけど」
ケイジさんは三つの穴をトントンと叩いた。
アタシのポケットに入ってた鍵はどこに行ったのだろうか。
だが先程少し触った感じだとこの穴に入る大きさの鍵では無かった…ハズだ。
「これ…オレ達の持ってきた鍵とピッタリそうだ」
そう言ってジョーは鍵穴に差し込んだ。
「そうですねえ…じゃあこの鍵も」
ミシマ先生の入れた鍵もピッタリだ。
「…じゃあカンナの鍵も…」
サラはカンナちゃんの服の中から鍵を取り出した。
そして無言で鍵先をヤスリで削った。なるべくカンナに見えないように。
この鍵もピッタリだった。
箱が開くと中から生首が出てきた。
『うああああああああああ？！』
アタシは突然の事でビックリした。
「ハッハッハ！Aちゃん大丈夫？」
ケイジさんが小馬鹿にした態度でアタシの頭をポンポンと叩いた。
触んなよ…
『…そんな馬鹿にしないでください、ちょっとビックリしただけです』
アタシはムッとした態度で言い返した。
「…ちょっとどころじゃなかったけどねー」
あまりコイツとは関わりたくねー…
「ん？これ人形じゃない？」
とソウが生首を取り出してアタシに見せた。
「意外と可愛いんだね〜…ほら…」
アタシに生首を近づけてくる。
『ちょ、ソウさんまでそんな事やらないでください…』
アタシは手でシッシッと追い払った。
サラの方にも近づけてきて、同じく手で追い払っていた。
その姿を見ていたカイが少し微笑んでいた様に見えた。
それとは逆に、ケイジはぼんやりとした顔でこちらを見ていた気がする。
以前のアタシ以上に、とてもつまらなさそうだ。
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乙☆姫 - とても面白いですね。 私もキミガシネ大好きですし、その中でも敬二推しです!続き、楽しみに待ってます。 (2018年9月24日 7時) (
レス) id: 313b3a8dad (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしてます。 (2018年9月23日 15時) (レス) id: f599d7be5d (このIDを非表示/違反報告)
りんご@妖精(プロフ) - フンワリさん» コメント有難うございます！わーー！本当ですか！私もこんな感じなんで共感してもらえて嬉しいです(^^) (2018年4月22日 16時) (レス) id: f03ccd1910 (このIDを非表示/違反報告)
フンワリ - 主人公が今の私と似すぎてすっげぇ感動します！！ (2018年4月20日 3時) (レス) id: b157ce4d1b (このIDを非表示/違反報告)
りんご@妖精(プロフ) - 黒バイさん» 有難うございます！ゆっくりの更新となってしまいますが、どうぞ最後までよろしくお願いします(⌒▽⌒) (2018年4月12日 0時) (レス) id: f03ccd1910 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんご@妖精 | 作成日時：2018年4月9日 4時
