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殺しちゃった。

櫻井秀清「君に謝れて、よかった!」

殺しちゃった。

櫻井日菜「今日の紅茶はね、イギリスの知り合いからもらったの。」

殺しちゃった。

櫻井河西「学校はどうした。......一人が嫌で帰ってきた、と。仕方ない、今日は甘やかし日ってやつだ。父さんと一緒に寝よう。」

殺しちゃった。

「......えっと、今日ね、ぬいぐるみが落ちてたの。すごく汚くて、ぼろぼろで......この子を助けたい。」

櫻井日菜「いいわよ。お母さんが洗って縫ってあげる。」

「ありがとう...!」

櫻井河西「娘の頼みを聞かない親がいるか?さあ、今日は一緒にゲームをしよう。若い子の楽しみを、俺も知りたいんだ。」

壊しちゃった、ぜんぶ。

二人の声はビデオにしかなくて、友人の声も薄れていく。

『次はサッカーをしよう。』

「ないよ、お父さん。」

『今日はプリンを作ったの!』

「お母さんの料理も食べられなくなっちゃった。」

『お母さん、貴女のために毎日頑張るわ。たくさん成長して、貴女に楽しく生きてもらうために、私は毎日頑張れるの!』

「私、二人のこと裏切っちゃった...」





アンデルセン「あぶ、ねぇ。」

「殺しちゃった...殺しちゃった...」

アンデルセン「......いいじゃないか。俺を選ぶのか、A。」

「貴方たちが楽しく殺し合いをしていたのが悪い!!!羨ましかったの!!!」

ガーニック「与謝野先生!おじさんとおばさんをお願いします!」

「私だってたくさん殺して、一緒に戦って......こんな自分を殺したかったのに。あまりにも羨ましすぎる。」

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作品ジャンル:泣ける話
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年11月25日 11時

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