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ハンス・クリスチャン・アンデルセン 31
櫻井親子誘拐、または殺害という復讐のため、遠い異国より渡ってきた男。母国では犯罪組織をいくつも束ねてきたが、五年前にガーニックの手によって滅ぼされ、以降はガーニックとその母親への復讐のために力を積み重ねてきた。本体も同時期に昏睡状態。
本体は昏睡前に、異能である契約を果たした。我が意識は永遠に電子世界の物となり、俺の知識を継いだ分身がもう一人の俺となる、と。分身は無限に誕生する。しかしガーニックの異能によってそれらの契約はどうにもできない矛盾で無効化され、本体は現実世界に戻ってきた。
異能力は『毒花に蝶は留まり、その羽を散らして』。
本人の血で償えないのなら、身内の血で償わせる。
復讐のためなら、無関係の人間にまで手を出す異常者。特に人生という経験を積み重ねてきた人間を欲しており、意識を代償に永遠に眠ることになった本体の器として相応しい者を、見極めている。
Aは個人的に気になっているだけ。理由としては「毒の異能で国家転覆できそうだから」。
兄にすべてを奪われたから、今度は俺がすべてを奪う。金も、女も、食べ物も、全部俺のもの。
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年11月25日 11時