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「森鴎外。今は記録の私を忘れ、ここにいる私の裁定を頼む。死は与えずとも、それ以下の罰を。あんなにも私を心配してくれたガーニックという男に顔向けができない。」

森鴎外「ふむ。......なら、君はマフィアをやめなさい。ここにいる櫻井Aは、生きてマフィアから抜けることを許そう。私が許す、私が君の生を認める。生きてここから離れ、二人の家族と平穏な時間を過ごすといい。また記憶が戻ったら......」

「その時は、記録上の私の裁定を今一度頼む。これは私の予測だが、いつか目覚める私は泣き虫だと思うんだ。誰も自分を罰せず、ただ罪ばかりを背負いすぎた可哀想な子供のように見える。あの子に正しい怒りと罰を、頼んだ。」

森鴎外「わかった。君の頼みなら、必ず。樋口君、彼女を病院へ送ってあげなさい。」

樋口一葉「はい。」

森鴎外「......先に言うと、私は君を愛している。だから重い罰は与えられないと思って構わない。惚れた弱みというものだよ。」

.→←終√:逃げてもよかった



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 親子愛   
作品ジャンル:泣ける話
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年11月25日 11時

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