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最後、意識が切れる直前までのことを話そうか。
アンデルセン「冷たッ......雨?にしては臭い。」
「地下の汚い水でも、私の毒は簡単に消えるんだよ。後は異能のないお前を殺すだけだ。」
アンデルセン「......嘘だろ。」
「お前さえいなければ、私は親を殺すことはなかった。」
私は恨みを何度も口にし、八つ当たりのように撃つ。殴る。親を殺したという罪悪感に苛まれ、それはもうバカみたいに頭がおかしくなっていたんだ。人を殺しても楽しかっただけなのに、それが身内となると全部違う。
泣きながら刺した。ごめんなさいって聞こえた気がするけど、もう止まらない。何度も、飽きるほどに刺して、撃つ。こいつが二度と起き上がらないように。
フィヨルド「櫻井さん、もういいよ。」
「......フィヨルドさぁん...」
フィヨルド「貴女の殺人衝動は誰にも向けられるものじゃない。貴女の両親はそれを証明した、そう考えればいい。今、貴女を苦しめるものは何もない。帰ろう。」
「どこに......!」
フィヨルド「俺たちの家へ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年11月25日 11時