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その首に刃を当てる ページ12
______細工、完了。
太宰治「外はどうなっている?」
『日菜さんと河西さんの治療が間に合わなくて、死んだ。実の娘に殺されたっていうのに、最後まであの人の身を心配していたよ。そっちはどうだい?』
太宰治「もう一踏ん張りってところかなぁ。あの人、欲に駆られず作戦を思い出せたらいいんだけど。ちなみに弁償は?」
森鴎外「私が押し付けられたよ。」
太宰治「ああ、やっぱり。なら遠慮なく破壊できる。というかあの人だけが知ってる毒の弱点、多くない?」
森鴎外「あたかもこれしかありませんみたいな顔してねぇ。疑っていたのは芥川君ぐらいなものだ。絶対に隠し事をしてるって、昔から言ってたじゃないか。」
太宰治「あの日の後輩に謝りたいなぁ......うるさすぎて蹴り飛ばしちゃったよ。」
森鴎外「その言葉、私から彼に伝えておこう。そっちの細工は順調かーい?」
中島敦「はい!地下なんてすごいワクワクしてます!」
森鴎外「ああ......少年だなぁ。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年11月25日 11時