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アンデルセン｢ああ、なるほど。お前の殺人衝動の奥底にある願いは、ただの自死か。つまらん人間に成り下がったな。おまけに人への愛情も偽りではなかった。俺が奪いたかったのは、衝動に狂い果てた人間なんだよ。お前みたいなただの人間はいらない。｣
｢......アンデルセン、どうして歴代の毒の異能者が死ななかったか......知りたい？｣
アンデルセン｢？｣
｢皆に愛されていたからなんだ。だがアンデルセン、君は愛されてない。唯一君を愛した兄も手元から離れ、君の生存を望むのは誰になった？認知症の老人どもぐらいだろう。｣
アンデルセン｢何が言いたい。｣
｢お前を殺してから泣くことにした。これが私の本当の願いなら、今の私は願いに従って行動することこそが本望だろう。決してお前のために、その涙を流すわけではない。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年11月25日 11時
