ぬら孫夢小説だお (ページ1)

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プロローグページ1

「キャーー」

誰かの悲鳴が響く。その後には何かを切ったような音が聞こえる。

？「もうここにも来てしまう。戦いにいった旦那様も、護衛のあの子達の声も聞こえない。もう終わりだわ。だけど、この子の命は助けるわ」

#NAME1#「母さま、死んじゃいやよ」

母「大丈夫よ」

母さまが呟くのが終わると同時に沢山の敵が入ってくる。

母「簡単にこの子の命はあげないわよ。誰からでもいいわ。かかってきなさい」

敵「へへっ、何調子こいてんだ？2人とも死ぬことは決定なんだよ！喰らえ！」

母「あなたの攻撃は私に当たらない。
行きなさい、美しいもの達。"千花繚乱"」

花が舞い散り敵に向かっていく。そして、花が敵を切り裂いた。

母「これが私の畏。あなた達に美しいという感情がある限り、私には勝てない！」

敵「く、くそっ」

？「ひでーありさまじゃねえか。こいつがやったのか？」

1人の男が入ってくる。

母「あなたも同じ目に遭いなさい。。"千花繚乱"」

しかし、花は男を切り裂けなかった。

母「嘘っ、なんでっ！あなたには、美しいという感情が無いの？」

？「ああ、俺にはそんな綺麗な感情はないな。お前にもう興味はない。消えろ」

そういって男は母を切り捨てた。

蓮華「母さまっ」

私は母さまに駆け寄る。

母「蓮華、にげ…て…」

蓮華「嫌っ、母さまっ、死んじゃ嫌っ」

？「感動のお別れもそこまでだ。お前も死ね！」

私にも刀が振り下ろされる。
私は目をつぶる。
ああ、私も母さまと一緒に死ぬんだ。

ガキンッ

私が目を開くと、誰かが刀を受け止めていた。

「すまねえ、遅くなったな」

母「いえ、助けて頂いただけでも幸いです、鯉伴様」

鯉伴「それじゃあ、この場は俺が預かるぞ。お前は手当てして貰え。死ぬぞ、血が出過ぎだ」

確かに母の着物は血で真っ赤に染まっていた。

鯉伴「俺の組の者をえらい目に遭わせてくれた償いぐらいはして貰うぞ」

？「残念ながら、逃げさせて貰うぞ。流石に天下の奴良組を1人で相手するには気が引ける。
置き土産ぐらいは置いていってやろう。俺の名は〇〇だ」

そう言って男は去っていった。

鯉伴「くそっ、逃がしたか。
おいっ、大丈夫か！」

鯉伴様が母に近づく。

母「鯉伴様、私は…もう…長くは…持ちま…せん。最期に…この子の…事…お願い…します。
蓮華…母さまのぶんも…精いっぱい…生き…て…ね」

((主人公))「母さまっ、母さまーーー」