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Story...102 ページ4

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「ごめんなさい………」
「Aが謝る事ではないだろう。大丈夫だよ。Aが恥ずかしがって断ると予想していた。それを見たくて言ったのだから」

と征十郎さんは私を抱き締めながら言う。

「意地悪…」
「ははっ。すまない。さっきAが欲が無いと言ったものだから」

と征十郎さんは未だに私を抱き締める。

そして甘えるように私の首筋に顔を埋めてきた。


「愛してる」

と征十郎さんは私の耳元で囁く。
その時お風呂の沸いた音が聞こえてきた。

「あ、あの…お風呂」
「そうだね。じゃあAが先に入りな」


と征十郎さんは私を離す。

「え、征十郎さんが」
「俺は後ででいいよ。Aは風呂でゆっくり体を休めるといい」

と征十郎さんは私の頭を撫でる。
そして私の頭とおでこにキスをした。

「今日は疲れただろう」
「それは征十郎さんの方じゃ…」
「俺は大丈夫だ。これでも元バスケ部キャプテンだぞ。それにAと過ごす事に疲れるなんてあり得ない」

と征十郎さんは私の頭をポンポンと撫でると居なくなった。

私は寝室に行き着替えを持つと再びお風呂に向かった。


服を脱いでお風呂に入るとシャワーをかけて髪を洗う。
髪をまとめると体を洗う。

征十郎さんと別々のシャンプーやボディーソープだけど、時々お互いに無ければ使っている。
征十郎さんは寧ろそっちの方が喜ぶ。

征十郎さんが喜んでくれるのは嬉しいけれど、さすがに申し訳無い。

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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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五月病エンジョイ勢(プロフ) - 完結おめでとうございます。学校の図書室で号泣しながら読み進めさせてもらいました。めっちゃ良い話です。泣けます。駄作?駄作と書いて『かみさく』と読む← 2人が幸せそうで何より。これから先の事はベットで寝転がりながら想像してきます( ˇωˇ ) (2018年6月15日 23時) (レス) id: 085867931a (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます!!素敵なんてとんでもない……!最後の方はほとんど適当でしたね………すみません…私も二人が幸せで何よりです!読んでくださりありがとうございました!! (2016年9月27日 17時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます!!とっても素敵な小説で良かったです(*´∀`)最後の終わり方もとっても良かったです!最後はうるっと来ました(T^T)二人が幸せになって何よりです (2016年9月27日 17時) (レス) id: 206703b95c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - ハクヤ♭さん» 最後まで読んでくださりありがとうございました!感動物になっているという自信は正直ありませんでしたけれど、そう言ってもらえて嬉しいです!本当にありがとうございました! (2016年9月19日 1時) (レス) id: b372988733 (このIDを非表示/違反報告)
ハクヤ♭ - 完結おめでとうございます!感動しました! (2016年9月18日 22時) (レス) id: 8be340547c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年8月15日 0時

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