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Story...59 ページ11

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[緑間side]


赤司は立ち上がると俯きながら、テーブルに付く手を握り締めていた。

「これ以上………Aを苦しめるな……頼むから……」

と赤司は消え入りそうな声で言う。


苦しめるな?

一番苦しんでいるのは赤司ではないのか?
と思っていると赤司はカップに入る珈琲を飲み干した。


「二人に何があったんですか?……と聞くのは踏み込みすぎでしょうか」

と黒子は赤司に言う。

赤司は黒子を見た。
赤司は溜め息を吐くと椅子に座り直した。


「……俺はAを愛してる。俺達に問題はない」

と赤司はハッキリと言った。

だが伊達に三年間、将棋を指した訳じゃない。
赤司が何かを必死に隠しているのは俺じゃなくても気付いている。


「俺達は愛し合っている。毎日が幸せだよ」

と赤司はニッコリと微笑む。
だけどその目は笑ってはいなかった。


「……赤ちん…なんか無理してない?」
「無理なんてしてない」


と赤司は紫原に言う。
俺達は顔を見せあって頷く。

本当はこんな事、したくないのだが俺達の元主将がボロボロになるのを見るのも嫌だ。
それは皆、同じ意見だった。


「Aがもし、お前に暴行しているのなら俺達は」
「Aを独りにさせるな!Aを傷付けるなら俺が許さない!」

と今にも殴りかかりそうな赤司を隣に座っていた青峰が押さえ付けた。

体格差で赤司は身動きが取れなくなり、俺達を睨んだ。


何故教えてくれない。


俺達は仲間じゃないのか……?


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設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
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木戸藍楽(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます!!かなり時間が空いてしまってすみません……更新頑張ります!! (2016年7月17日 15時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 大量更新お疲れ様です!めっちゃ嬉しかったです!続きめっちゃ気になります!次の更新楽しみしてます(*^^*)頑張って下さい (2016年7月16日 18時) (レス) id: 804c02c8ce (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - わこるりゅ。さん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年6月27日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» こもか考えた上で赤司様は会わせようとしているんだと思います!きっと色々考えた上だと思います(私は何も考えていない←)赤司様が居るので安心ですよ (2016年6月27日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
わこるりゅ。 - もっと続きが見たいです!!頑張ってくださいね!!応援してます!! (2016年6月24日 4時) (レス) id: 8d73f86791 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月21日 0時

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