【黒子のバスケ】愛しているから閉じ込める...2【赤司征十郎】

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[赤司side]



どうしてAなのか、か。

そんなの答えは明らかだ。


「Aが俺の運命の相手だからに決まっているだろう？」

と言うと一同はポカンとする。

自分がどれだけ馬鹿げてる事を言っているのか、勿論自覚している。
だがこれしか言葉の表しようがないのも事実。


Aは俺の運命の相手だ。

俺はAを愛す為に生まれてきたようなもの。


きっとこの言葉が一番相応しい。


「とうとう赤司どうした！？幸せボケか！？」


と青峰に言われて俺は茶の用意をしながら話す。


「そうかも知れないし、そうじゃないかも知れない。ただひとつ言えるのは、俺はAと出逢えて毎日が幸せだよ」
「それを幸せボケと言う気がするのですが……」


と黒子は言う。

茶を出していると黒子に首をジッと見られていることに気付いた。


「……男に見られて喜ぶ趣味は無いのだが」
「…僕も同性を見て喜ぶ趣味はありません。僕が見ていたのは君のその怪我です」


と黒子は俺の首を指差す。

この首の怪我はどうしたんだっけか。


引っ掻かれたのは確かもう治った筈……
殴られたもの……も完治している。

そもそもいつの怪我だ？


俺は鏡を見て確認した。

「！」

薄っすらと手形になっている。
真実を知られたら不味いな………


これは首を絞められた痕だ


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