検索窓
今日:3 hit、昨日:9 hit、合計:47,760 hit

Story...74 ページ26

.

目を覚ますと腰の辺りが少し重くて、目を向けると征十郎さんの腕が後ろから腰に巻き付いていた。

時計を見ると普段の起床の三分前だった。


三分の間、寝かせてあげようかな。


と思って頭のしたにある征十郎さんの腕に顔を埋めた。

だけど三分なんてあっという間で、征十郎さんを起こす。


「征十郎さん。起きてください」

と征十郎さんを揺すると征十郎さんは「んぅ……」と声を出して私を更に強く抱き締める。


「もうちょっと……」

と少し掠れた甘い声で征十郎さんは言う。


「駄目です。起きてください。朝御飯抜きますよ」

と言うと征十郎さんは目を覚ます。

すると征十郎さんは私を見て微笑む。


「おはよう、A」
「おはようございます」

と言うと征十郎さんは微笑んで私の頭を撫でると私にキスをした。


「もう少しAと居たい……」
「でもお仕事」
「分かっているよ」

と征十郎さんは不満気に言った。

ここで駄々を捏ねられても困ります。

と思っていると征十郎さんは私の上に覆い被さってきた。


「今日も一日頑張るよ。愛しいAの為にね」


と征十郎さんは言うと私にキスをして起き上がる。
私も起き上がる。

征十郎さんは鍵を金庫から出してドアの鍵を開けていた。


「征十郎さん」
「なんだい?」

と征十郎さんは優しい笑顔で振り替える。


「無理してませんか?」
「無理?していないよ。急にどうしたんだい?」

と征十郎さんは私へ近寄ると私の座るベッドに腰掛けた。

そして私の頭を撫でる。


「俺はAに日々疲れを癒されているよ?」
「本当ですか…?ストレスで病気にでもなったら私……」
「Aは心配し過ぎだよ。俺のストレスはAに会えない事だから大丈夫」

と征十郎さんは微笑んだ。


.

Story...75→←Story...73



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (52 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
99人がお気に入り
設定タグ:黒子のバスケ , 赤司征十郎 , 木戸藍楽   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

木戸藍楽(プロフ) - ゆゆさん» ありがとうございます!!かなり時間が空いてしまってすみません……更新頑張ります!! (2016年7月17日 15時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - 大量更新お疲れ様です!めっちゃ嬉しかったです!続きめっちゃ気になります!次の更新楽しみしてます(*^^*)頑張って下さい (2016年7月16日 18時) (レス) id: 804c02c8ce (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - わこるりゅ。さん» ありがとうございます!更新頑張ります!! (2016年6月27日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» こもか考えた上で赤司様は会わせようとしているんだと思います!きっと色々考えた上だと思います(私は何も考えていない←)赤司様が居るので安心ですよ (2016年6月27日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
わこるりゅ。 - もっと続きが見たいです!!頑張ってくださいね!!応援してます!! (2016年6月24日 4時) (レス) id: 8d73f86791 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月21日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。