Story...45 ページ47
.
[赤司side]
だが楽しい朝もあっという間だった。
Aが仕事に行く時間だ。
俺はまた家に一人。
今日は特に予定はないから家に持ち込んだ仕事を片付けようかと考えている。
「じゃあ行ってらっしゃい」
と玄関でAにキスをしながら言う。
ついでにAの髪に付いていた糸屑もAに気付かれないように取り、捨てた。
「はい。行ってきます」
「好きだよ、頑張ってね」
と玄関を開けてやりながら言うとAは外に出た。
そして手を振るから俺も振り返す。
Aが完全に見えなくなったら俺も家に入った。
「さて。洗濯は昨日したし、掃除と食器洗いと……」
と仕事の前にやることを考える。
あ、今日はベッドカバーやシーツを洗う日じゃないか。
洗濯昨日まとめてしたのにな……
少し肩を落とすと気を引き締め直し、家事に取り掛かった。
まず隅々まで細かく掃除して、次に寝室に行きベッドカバーやシーツを削ぎ取った。
適当に丸めると近くに置いて、新しい物に取り替えて洗濯するものを持ち、洗濯機のある場所まで行く。
「本当…こんな作業を毎日していたらA、いつか腰を痛めてしまうな………」
いくらAが主に使う場所をAが一番使いやすい高さに設計していたとしても。
「もっとAを楽にさせてやれる事は何かないだろうか……」
とぶつぶつ呟きながら今度はキッチンに行き、食器洗いの準備を始めた。
.
165人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
和恋 - いえいえ!はい! (2016年6月22日 18時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» コメント返信ありがとうございます!!はい!頑張ります! (2016年6月21日 0時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - いえいえ!はい!はい、私もそう思います!いえいえ!続き頑張ってください。応援しています! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
木戸藍楽(プロフ) - 和恋さん» 初めまして、ありがとうございます!頑張ります!この二人なら乗り越えられると思います(笑)コメント本当にありがとうございました! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 3693b8335e (このIDを非表示/違反報告)
和恋 - 初めまして、続き頑張ってください。征君と夢主ちゃん、凄いです! (2016年6月19日 12時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:木戸藍楽 | 作成日時:2016年6月1日 0時