【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。（２） (ページ1)

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文化祭の班わけページ1

「Aちゃん今日も早いわねェ♪」
「んあ～おはよぉAちゃん」

席に付くと一番最初に声を掛けてきてくれたのはお姉ちゃんとみか君だった。
隣の席に座るみか君の机に頬杖をついて微笑むお姉ちゃん。

仲良さそうに話す2人を見ていると、平和に一日を過ごせそうだと錯覚を起こしてしまう。
この学院にいる以上そんな事は99%有り得ないんだけど。

「今日は文化祭の説明があるらしいで」
『本当だ、黒板に書いてる』
「お店の班は離れちゃったけど一緒に回りましょうね♪」

みか君とお姉ちゃんに言われ、一ヶ月後にある文化祭の存在を思い出す。
何やら黒板に班わけが書かれていた。

私は誰と班一緒なんだろう。

「今年は学年関係なく班わけをして出店を出すらしいな」
『真緒君おはよう！へぇ～！何か珍しいね』

黒板の前に来ると丁度教室に入ってきた真緒君が近づいて来る。

学年の垣根を超えて班わけ…。
流石夢ノ咲学院。先輩後輩の壁を無くそうという魂胆か。

早速私も自分の名前を探す事にした。

「お、俺凛月と同じだ。後は…仙石とも同じだな。」
『私の名前は…あっあったあった』

丁度真緒君の隣の班に書かれていた。
知っている人居るかな。

2班
姫宮桃李
葵ひなた
日南A
逆先夏目
蓮巳敬人
青葉つむぎ

桃李君と敬人以外は多分初対面だろう。
良かった。メンヘラ翠君とサイコパスママがいなくて。

「今日は1限目から4限目まで班に分かれて文化祭の準備だ。
授業が無いからラッキーだな！」
『へぇ～！何か楽しみかも！』

やっぱり普通の学校と違うのかな？
何にせよ楽しみなのには変わりない。

それに真緒君の言う通り授業が無いからラッキーだ。