【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。

紅月というユニット。 ページ7

キーンコーンカーンコーンー。

『ふぅ〜っ…やっと昼休みだ…。』

4限が終わり昼休みが始まった。

アイドル育成学校でも普通の授業はあるんだなぁ…。
まぁそりゃそうか。

「日南。バナナを食え。」
すると早速あどにす君が立派なバナナを差し出して来た。
出たよ。バナナ農家あどにすさん。

『あはは、ありがとう…。』
「言い忘れていたが、俺は乙狩アドニスだ。
弱い物は俺が守る。だからお前も俺が守る。」

ごめん、アドニス君。
めちゃめちゃ優しいじゃんあんた。

変な人とか思っちゃってなんか申し訳なくなってきたよ。

有難くバナナを貰うことにするよ。アドニス君…。

「A殿、バナナだけだと栄養が偏ってしまう故学食に行かぬか？」
『颯馬君！学食なんてあるの！？』
「あぁ。あそこのめにゅーは豊富で美味い。
我も今日は学食に行くがA殿はどうであるか？」
『行く行く！』

颯馬君に誘われ椅子から立ち上がる。

この子も良い子だった…。
ちょっと変わってるけどめちゃめちゃ優しいじゃん…。

第一印象で人間決めるのは良くないって身に染みて分かったよ。

「なら我が案内しよう。」
『ありがとう颯馬君…！』

早速教室から出て颯馬君の横を歩く。

「礼には及ばん。蓮巳殿からもA殿をよろしく頼むと言われている。」
『蓮巳先輩と知り合いなの！？』

道理で心強いと思った。
何か言動とか蓮巳先輩に似てるんだよね。

「あぁ、我は紅月というゆにっとに入っていて蓮巳殿がりーだーを務めているのだ。
今度らいぶにも来てくれると蓮巳殿も喜ぶと思う。」
『紅月…。何か格好良いね！』
「紅月はあと一人鬼龍殿という御方も居るのだ。
確か空手部に所属していてそれそれは名前の通り龍の様な方である！
是非A殿にも会ってもらいたい！」

鬼龍殿…名前からして強そうだな。
成程、蓮巳先輩と颯馬君とその鬼龍殿で紅月というユニットを組んでいると…。

絶対かっこいいやつじゃん…。

『今度観にいきたいな！』
「なら丁度明日れっすんがある故A殿も来るか？
きっと御二方も喜ぶであろう！」
『えっいいの！？行きたい行きたい！』
「そんなに喜んで貰えるとやり甲斐があるな♪
では後で御二方に報告するとしよう。」


蓮巳先輩に続いて颯馬君も話しやすい。
もしかして蓮巳先輩の周りの人って全員話しやすくて良い人なんじゃ…。



…いや、天祥院先輩はちょっと苦手かも。

ゆうくんって誰やねん→←初対面でバナナ渡してきやがった件について

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