お姉ちゃんのお弁当 ページ42
キーンコーンカーンコーン
無機質なチャイムの音と共に昼休みが始まった。
それと同時にクラスメイトの皆が各自お弁当を出したり学食に向かう。
『あー…やっと昼休み…。一限目から疲れた…』
「Aちゃん、一緒にお弁当食べないかしら？」
ポンッ
私の机の上に可愛らしいピンク水玉の風呂敷を置き、話しかけて来たのは鳴上嵐君ことお姉ちゃんだった。
『お姉ちゃん…。私お弁当持って来てないの』
「大丈夫よォ♪これAちゃんの分！
B組に来るって聞いて作ってきたの♪」
そう頬に手を当ててもう1つ水玉の風呂敷を見せて来たお姉ちゃん。
…いや、凄い女子力高いな。
しかもわざわざ私の分まで…。優しいし料理出来るって理想の彼女像まんまじゃねぇか。
『わざわざありがとう〜…！！』
「いいのよォ♪アタシはAちゃんのお姉ちゃんだ・か・ら♪
ほら、早いとこ食べちゃいましょ。みかちゃんの机借りるわね〜」
ガタガタッ
みか君の席に座りピッタリと私の机にくっ付けて来たお姉ちゃん。
何か今流行りのアオハルっぽい！！
これだよこれ！私がしたかった青春！！
『めちゃくちゃ嬉しいよ〜！』
「うふふッ、喜んで貰えて良かったわァ♪」
早速私もお姉ちゃんから貰った風呂敷を開けることにした。
風呂敷まで可愛いって何事よ。
ちょっと悔しい…そんな事を思いながら風呂敷をとればピンク色のハート型の2段のお弁当箱が出てきた。
『可愛い！』
「でしょォ！アイドル科には男の子しか居ないから
だ〜れも突っ込んでくれないのよね〜。
やっぱり女の子ね、Aちゃんは♪」
そう言うお姉ちゃんのお弁当箱も色違いの水色のハート型だった。
『じゃあ中身を…』
肝心の中身を見ようとお弁当箱の蓋に手をかけたその時。
ヴーヴー
スカートのポケットに入れていたスマホが震えた。
何だよ今良いとこなのに。
渋々スマホをポケットから出し画面を見る。
そこには有り得ない名前が映し出されていて。
着信中 七種茨
…何であいつの電話番号が登録されてんだよ。
ブチッ
勿論出る訳が無く拒否を押す。
「あら、出なくて良かったの？」
『大丈夫大丈夫！ちょっとややこしい人だから！』
「そうなのォ？じゃあ早速頂きましょ♪」
折角のランチタイムを邪魔してくんじゃねぇよ。
あとから着信拒否に入れとこ。
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そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - らんさん» そう言って貰えて嬉しいです！！お気に入り登録も有難うございます！更新も頑張ります…！！ (2021年9月22日 10時) (
レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - 凄く面白いです！！！短時間で一気に読んでしましました…お気に入り登録しました、更新頑張ってください〜！！ (2021年9月21日 22時) (レス) @page45 id: 5e483aeaf9 (このIDを非表示/違反報告)
そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 涼花さん» めちゃめちゃ嬉しいです…！！お気に入り登録もありがとうございます！楽しんで貰える様なストーリーをお届けできる様に頑張らせて頂きます！！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - すっごいカオスで楽しいです！！しかも面白いですし！私の望んでたものドンピシャです！！ありがとうございます！！！更新頑張って下さいね！ (2021年9月21日 11時) (レス) id: 9dcc6e947e (このIDを非表示/違反報告)
そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 瑠愛さん» わあああわざわざ短編集から…！！バナナ農家あどにすさん私の力作なんです笑 はい！期待に応えられるように頑張ります！！笑 (2021年9月21日 10時) (レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sora_Ux_xUoO
作成日時：2021年9月19日 10時
