【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。

サイコパスママ参上 ページ38

『み、翠さん…？大丈夫っすか…？』

だ、駄目だ気絶してやがる…。
一体何が起きたんだ…

__「1年生の癖に生意気だぞお！翠さん！」

そう笑い声と共に体が持ち上げられた。

『ぎぇぇぇっっ！！！何何誰！？』
「俺はAさんのママだぞお！もとい、未来の夫だなあ！」

笑って高い高いをするこの大男は一体誰なんだよ！？
ママって何！？未来の夫！？いやいや貴様誰だよ！！

混乱して言葉が詰まる。

「Aさんは悪い子だなあ☆
俺以外の男に絆されるなんてなあ！！
嫉妬で翠さんにドロップキックをかましてしまったじゃないかあ！」


マジでもう辞めてほしい。
この学院怖ぇよ。全員まともじゃねぇじゃん。

『うっ…一旦降ろして下さい…気持ち悪い…』

上下に揺らされたおかげで頭がぐわんぐわんして気持ち悪い。
初対面で持ち上げてくるこの人もある意味気持ち悪い。

「それならこのまま家まで送ってやろう☆
Aさんの家はコインランドリーの裏だったなあ！」
『何で家知ってるんですか！！！』
「Aさんが夢ノ咲に来る前から知っているからなあ！知っているのは当然だ☆」

そう言うと肩に私を乗せて歩き出した自称ママ。
何が怖いって私この人の事知らねぇんだわ。

なのに昔からの友達みたいに話してくるこの人がとんでもなく怖い。
何なら敬人の暗殺事件並に怖い。

『うぅ…何でこんな事に…。』

振り向けばうつ伏せになって倒れている翠の姿。
死んだら骨くらいは拾ってやるよ…。

「Aさん、余所見をするなら叩き落とすぞお！」

哀れみの目で翠を見ているとサラッと恐ろしい事を言うママ。

頼むから頭痛の種を増やさないでくれ。

これは明日スバル君達に報告…いや明日からB組だったな！！！
相談相手がいねぇ！！！！

『そもそも貴方誰なんですかぁ…』
「俺はお祭り男の三毛縞斑だぞお！
気軽にママと呼んでくれ！」

こんなママ嫌なんだけど！？！？

あぁもうこの学院嫌だああああああああぁぁぁ！！！

隣の席はまさかのあの子。→←メンヘラに絞め殺されるー。

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