【あんスタ】転校生と愉快すぎる仲間たち。

オジサンって誰やねん。 ページ24

『海洋生物部良かったなぁ〜。
部長の深海先輩も変わってるけど優しそうな人だったし』

30分位海洋生物部で過ごして次の部活見学へ行く事にした私は深海先輩から教えて貰った手芸部へお邪魔させて貰おうと向かっている。

何やら斎宮先輩が部長を務めているらしい。
あの後放って行ってしまったし気になっていた所だ。
裁縫も嫌いじゃないし寧ろ好きな方だから楽しみ。

『…ん？あれは…』
廊下を歩いていると見覚えのある子が教室の前で正座をして座っていた。
あの子って確か合同授業で斎宮先輩にただを捏ねていた子じゃ…。

一体何があったのだろうか。

「んあ〜…。」
『あの、どうしたの？』

恐る恐る近付いて声を掛ければ目を合わせてくれた黒髪の男の子。
合わせてくれた瞳は左右色が違うオッドアイだった。

うわぁ、この子凄い綺麗…。
瀬名先輩とはまた違った美しさを持っている。

「…あんたはお師さんの…！
っ何しに来たんや！あんたのせいでおれ、追い出されてんねん！
おれからお師さんを奪いに来たんか！？喧嘩なら買うで！」
『オジサン…？』
「お師さんの事たぶらかした事知ってんで！！
可愛らしい顔してえぇ根性してんなぁ！」

顔を見るなり睨まれ暴言を吐かれる。
わ、私何かしたっけ…？

いやそもそもオジサンって誰やねん。
あんたの叔父さんなんて知らねえよ。

『あのー』
「やかましいわ！帰れ！あんたはおれの敵や！」

これじゃあ話も出来ない。
仕方ない、手芸部は諦めよう。

仕方なく黒髪の男の子に背を向けて戻る事にした。


__『手芸部は駄目として…後は何処へ行けばいいんだろう。』

まだ下校時間まで時間がある。
このまま帰っても良いが折角なら別の所を見て回りたい。

『そうだ！体育館に行けば運動部とかやってそう！』

今まで校内にこだわってたけど良くよく考えたら体育館も部活とかしているんじゃないか？

入るかどうかは置いといて時間もあるし見に行ってみよう。

メンヘラ君との出会い→←海洋生物部の3人

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