えーちの愛が重い。 ページ2
「Aちゃん。さっき電話したのに出なかったけど何か用事でもあったのかな？」
『電話くれてたの？ごめんね、スマホスタプロに置いて行ってたみたい…。
蓮巳先輩に用事があって席を外してたんだ。』
廊下を歩いていると彼氏の英智に声を掛けられる。
丁度蓮巳先輩に呼び出されて打ち合わせをしていた頃電話をくれていたみたいだ。
「駄目じゃないか。スマホを置き忘れるなんて。」
『いやぁうっかり忘れちゃってたみたいで…あはは』
「道理でGPSがスタプロから動かない訳だ。」
『…は？』
英智の予想だにしない一言に思わず間抜けな声が出る。
聞き間違えじゃ無かったらこの人今、GPSって言ってた様な。
『英智、冗談だよね？』
「冗談じゃないよ。本当に付けてるよ。
気づいていなかったのかい？警戒心が無いね君は。」
『いやGPS付けられてるなんて気付く人居ると思う？』
「渉なら気づくんじゃ無いかな？」
『あの人は人間離れしてるからね。いや、そうじゃなくて！！GPSはやめようよ…！？』
普通に怖ぇよ。
茨君が教えても無いのに私の家を知ってた時位怖ぇよ。
「どうしてだい？何か僕に隠し事をしているのかな？」
『違う違う！』
「…最近敬人と仲が良いみたいだね。
この前も食堂で仲良く麻婆豆腐を食べていたよね。」
『まぁそれは…否定は出来ないかも…』
最近蓮巳先輩と仲良くしているのは本当の事だから何も言えない。
「僕の事が嫌いかい？」
『そんな訳、』
「なら余り敬人と親密にならないで欲しい。
暫くの間リズリンへの立ち入りを禁止するよ。」
『それは困るよ！？私も仕事があるし…。』
「それなら手間は増えるけど君と敬人が関わる位なら僕が全てリズリンの事を引き受ける。
それならいいよね？不満は無い？」
めちゃめちゃにこにこして言ってるけど目は笑っていない。
この人を怒らせたら取り返しのつかない事になる気がする。
『…それで大丈夫デス。』
「君は聞き分けのいい子だね。流石僕の見込んだ女の子だ。」
『あはは…。じゃあ私はこれからトリスタのプロデュースがあるから…』
「あぁ、行ってきなさい。
くれぐれも浮気だけはやめてね？」
『分かってるよ！』
多分浮気なんてしたら社会的に消されるわ。
とんでもない人を彼氏にしちゃったかも…。
まぁちょっと嫉妬深いけど優しいしいい人だしそこは目を瞑ろう。
『じゃあね、英智。』
「気をつけてねAちゃん。」
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そら@蓮巳敬人の守護神(プロフ) - 紅狼鬼さん» 初コメありがとうございます！楽しんで貰えたようで嬉しいです！笑更新もまだまだして行くつもりなので良かったらこれからも宜しくお願い致します！ (2021年9月26日 23時) (
レス) id: 92b3941dae (このIDを非表示/違反報告)
紅狼鬼(プロフ) - 初コメ失礼します！凄く面白い作品です♡失礼ながら、笑いながら読んじゃいました(〃ω〃) (2021年9月26日 20時) (レス) id: d797059a97 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら | 作成日時：2021年9月18日 21時
