はすみんが酔っ払いました。 ページ3
「…てことでAちゃん。後はよろしくね。」
『は、はぁ…。』
「Aは可愛いなぁ…世界で1番可愛いぞ…」
アイドルオーラが半端ない笑顔の英智さんからベロンベロンに酔っ払ったはすみんを受け取る。
どうやら飲み会で酔っ払ったはすみんを英智さんが送ってきてくれたみたいだ。
めちゃめちゃお酒臭い…。どんだけ飲んだんだよこの人。
『英智さんありがとうございました』
「敬人、酔っ払ったら面倒だから気をつけてね。」
『はい…。ではまた。』
ガチャンッ
英智さんにお礼を言ってフラフラのはすみんを家に入れる。
『はすみん、重たいからちゃんと歩いて…!』
「A、愛してるぞ…うぷっ…気持ち悪い…」
『愛の言葉を吐きながらえづかないでよ。』
英智さんの言う通り面倒臭いな。
口を開けば「好き」だとか「愛してる」ばっかり。
普段言ってくれないくせに。
『よいしょっ…。ふぅ〜。やっとソファーまで運べた…。』
「ヴゥ…。クラクラする…。」
『調子乗って飲むから…。お水持ってくるね…ッギャッ!?』
ドサッ
水を持ってこようとはすみんに背を向ければ後ろから腕を引かれはすみんの胸に飛び込んでしまう。
『ちょ、はすみん、』
「Aは俺の事好きじゃないのか…?さっきも英智と仲良さげに話していたが。」
『いやいや、貴方の事について話してたんですけど』
「度し難い…。度し難いぞ…A…。
何故英智なんだ…!うっうっ…ひっくっ」
『ちょっ!?泣き上戸なの!?
鼻水服で拭かないでよ汚い!!』
度し難いのは貴様だよ蓮巳の旦那。
人の服で鼻水拭く坊さんが何処にいるんだよ。
「俺の鼻水が汚いと言うのか!!うぅ…。うぁぁぁぁん!!俺はっひっくっ、こんなに愛しているというのにっ!!」
『鼻水ごときでメソメソするなよ…!!それでも寺の息子か!?』
「やかましい!!」
『お前がやかましいんだよ!!!』
何を言っても泣き出すはすみんにそろそろ苛立って来た。
1発しばいたろか。
『何でもいいけど水飲んで寝てよ…』
「水なんかで誤魔化されんぞ!!うぇぇぇぇっ…!ひくっ…!」
『分かったから1回離してくれる!?』
「やかましい!!」
『だからお前がやかましいんだよ!!!』
もうキリがない。こうなったら紅月メンバーを呼び出して落ち着かせるか…?
いや、迷惑すぎるな。
『…とりあえず寝よう。ね?』
「ぐすっ…。一緒に寝ろ…!」
『分かった分かった。ほら、寝室行くよ』
はすみんは本当に面倒臭い彼氏です。
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作者名:そら | 作成日時:2021年9月17日 14時