『初恋の誓い』【八乙女楽】「第二部」 (ページ43)

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正直言えば、私は告白何てした事がないし、そういうのはTVでしか見た事がなかったので非常に緊張している。

「す、好きです！私と、付き合って下さい！」

顔を赤くして言い終えた私は、恥ずかしかったものの安心感を感じた。

だから、その後の事等考えていなかったのだ。

突然頬に手を添えられ、ピクッと反応して顔を上げれば間近に近付く楽の顔。

「…俺も好き。」

少しの間の後微笑んで言った彼に、見ていた人達は男女問わずその色気と甘い声、全てに顔を真っ赤にした事は言うまでもなかった。

しかもそれは生放送。

私は遠退きそうな意識を必死に保たせ、またくじを引く。

次引いたのは"七番が九番の頭を撫でる"だった。

普通は真逆じゃない？という突っ込みが入りそうになったが、それもそれでありなのかもしれない…と思ってしまう。

だって、実際やってるシーンを見たら何か癒されるというか。

陸君は当然驚いた顔をしていたが、次の瞬間顔を赤くしたのでその反応は視聴者に萌えを与えるものだった。

笑いも含みながら進んでいく番組でわまたもや私に試練が襲いかかった。

　

くじに書かれていたのは"TRIGGERが零番にキス"だった。

　

TRIGGERって格好良い系のグループのせいか、書かれている事が凄すぎる気がする。