検索窓
今日:6 hit、昨日:34 hit、合計:383,166 hit

フカヒレ奢ります ページ30

「おはようございま〜す」

午前九時、出社。





ナナ「あ、Aオンニおはようございます!」

ニコッと微笑みながら挨拶してくれるナナちゃん。


お、オンニだなんて…。

おばさん涙出てきそう。







ナナ「部署旅行の案内が届いてますよ〜?」


そう言ってパンフレットを出してくれるナナちゃん。

部署旅行。

毎年この時期に開かれる、

要は親睦を深める旅行、みたいなもの。

もちろん自由参加だし、

去年までは男だけだったからもちろん行ってなかった。



「今年もキャンプなんだ」

ナナ「先輩は毎年行かれているんですか?」

「いや、ナナちゃん来るまで女一人だったからね」



営業企画部の部署旅行は毎年山間部にキャンプだ。


ナナ「私、すごいキャンプが好きなんです!先輩が行かれるならぜひご一緒したいです!」

目をキラキラさせて言うナナちゃん。


「ん〜、どうしよっかな〜」





・・・。



あら。


横からすごい圧を感じるな、と思ったら。





JK「(来い)」



クチパクで来い、と言ってくるジョングク氏の姿が。



すごい眼圧。






「あ!あ!行くよ!ナナちゃん!一緒に行こうよ!」





眼圧に負けて慌ててそう返答すると、


ナナちゃんは、わ〜オンニありがとうございます、


と人懐こい笑顔を見せた。





あの偉そうで前歯出してるような後輩に従うのは

ちょっとイラッとしたけど、




ナナちゃんの笑顔を見たら、

行くのも悪くないかな、という気になってくる。









ピコン。ピコン。




不意にカトクの通知音が2連チャンで鳴る。




「誰だろ」




そう思ってカトクを開くと、





1件はジンから、もう一件はジョングク氏からだった。



JN「A〜、今日よろしくね〜。なんか食べたいものある?」



うひょ、ジンからだ。

この前の契約の件もお礼したいし、

何よりジンのお店選びは失敗がない。


「なんでもいいよ!ジンのおすすめで!(*^^*)」


口元が緩むのを抑えながら文字をタップした。




続いてジョングク氏に返信。


JK「Aヌナ、愛してます。感謝です。フカヒレ奢ります」


出た、ヌナ攻撃。


「そりゃありがたく。A様を敬いなさい」



そう返信しておいた。





気分は社長令嬢→←ヌナに任せなさい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (648 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1871人がお気に入り
設定タグ:BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

l1(プロフ) - 💜 (2022年3月11日 10時) (レス) id: 89fe8b1d0d (このIDを非表示/違反報告)
MOON_BEAR(プロフ) - 💜 (2022年3月8日 7時) (レス) id: 89b96334a3 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 💜 (2022年2月20日 6時) (レス) id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
たこtaco(プロフ) - みるくさん» 嬉しい!ありがとうございます😍続編も引き続きよろしくお願いしますっ。 (2021年12月21日 18時) (レス) id: 97fb2786a3 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 後半のテンポのいいギャグに死ぬほど笑いました笑笑 (2021年12月21日 17時) (レス) @page46 id: d033454490 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:taco | 作成日時:2021年9月22日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。