検索窓
今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:383,066 hit

ヌナに任せなさい ページ29

「で?ナナちゃんのどんなところに惚れたの?」

JK「う〜ん…。なんか、何でしょうね。ビビッときた、というか。運命を感じた、というか。」

そうやって考え込むジョングク氏。



運命なんてロマンティックなことを言うジョングク青年に

吹き出しそうになるけど、


流石に命が危ないのでやめておく。




「ジョングク氏。念の為言っておくと、運命を感じているのは君だけかもしれないことを忘れないで」

JK「酷なこと言いますね」



ごめん、後輩君よ。

でも私、君のことをストーカーに育て上げたくないんだ。






「悩める青年、君はナナちゃんとどうなりたいんだね」

その呼び方どうにかなりませんか、

と口をとがらすジョングク氏だが、

意外にも素直に話しだした。





JK「まあ、できることなら仲良くなりたいですよね。

  一緒に食堂行ったりとか。」


「…ジョングク君」



ピュアか。君はピュアなのか。

おねーさんには天使の輪っかが見えるよ。









JK「でも僕、女の人と付き合ったことはおろか、幼馴染以外の女とは喋ったことすらないんです」


「えー!顔だけは良いからモテそうなのにね!」


JK「顔だけは、って…。」

‥ってちょっと待って、


こいつ今、幼馴染意外の女とは喋ったことすらない、って言ってたよね?






私って女じゃないのかな。(遠い目)



白目をむいている私に気づかず、




JK「なんで、ヌナに手伝ってもらいたいんです!ナナさんと仲良くなるために!」


さらっとヌナ呼びしてくるコヤツ。

…悔しいが、

ジョングク氏はどうやら私の母性をとことん刺激している。




「まー手伝ってもいいよ。」

そう言うと、ホントですか⁉って目を輝かすジョングク氏。

それだよ、その調子でナナさんに近づけば良いんだよ。









「じゃあ、恋愛における箇条。私が言うから、復唱して」
JK「はい!」


「1.積極的にアプローチします」

JK「せ、積極的にアプロ、ーチし、ます」

しどろもどろだけど。まだ一個目だけど大丈夫そう?



「2.相手の気持ちを考えます。」

JK「相手の、気持ちを…考えます」

急に突っ走っちゃ駄目だからね。


「3.心に余裕を持ちます」

JK「心に、よ、ゆう、を…」

ジョングク氏、白目…。


「じゃあ最後。Aヌナは美人です」

JK「ナナさんは美人です」


…しっかり起きとる。ぶっ飛ばそうかこんにゃろ。


JK「ぶっ飛ばそうかこんにゃろ」

…あ、聞こえてたのね。

フカヒレ奢ります→←乾杯!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (648 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1872人がお気に入り
設定タグ:BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

l1(プロフ) - 💜 (2022年3月11日 10時) (レス) id: 89fe8b1d0d (このIDを非表示/違反報告)
MOON_BEAR(プロフ) - 💜 (2022年3月8日 7時) (レス) id: 89b96334a3 (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 💜 (2022年2月20日 6時) (レス) id: 33b6e6a7a5 (このIDを非表示/違反報告)
たこtaco(プロフ) - みるくさん» 嬉しい!ありがとうございます😍続編も引き続きよろしくお願いしますっ。 (2021年12月21日 18時) (レス) id: 97fb2786a3 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 後半のテンポのいいギャグに死ぬほど笑いました笑笑 (2021年12月21日 17時) (レス) @page46 id: d033454490 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:taco | 作成日時:2021年9月22日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。