【腐女子におすすめ】黄笠が入れ替わったら。 (ページ7)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:12,247 hit

入れ替わりの法則 22 ページ7

黄瀬｢先輩！どうしましょう！｣
笠松｢あー？今何時だと思ってんだよ｣

午前二時すぎ、俺はあることを思い出して先輩の部屋へ駆けた。

黄瀬｢今日モデルの仕事が入ってるっす！｣
笠松｢はぁ！？｣

ベットで寝ていた先輩は体を起こし驚く。
俺はスマホを先輩に見せた。

画面には予定表が映っている。

笠松｢つまり俺が取られるのか｣
黄瀬｢何よりも気を付けなくちゃいけないのが、メイクをするのが女性ということっす。
…………大丈夫っすか？｣

笠松先輩は悩み悩んでやると言ってくれた。

笠松｢こ、こうっすか？｣
｢うん、カッコイイよ｣

黄瀬｢…………｣
｢笠松くん、メイクするからね｣
黄瀬｢は、はい｣

なぜ笠松先輩の俺も一緒にとってるんスカ！？

先輩が気になって付き添いということで、撮影場所までいった。
すると、撮影者が足りないといったスタッフは、顔も悪くないと笠松先輩の体の俺を選んだ。

黄瀬(笠松先輩に許可はとったけど……

やっぱり気にくわないっす)

雑誌に掲載されるということは、先輩が映るっていうことで……。

黄瀬｢こ、これは！？｣
｢あ、言ってなかったっけ？
女装してもらうんだ。

大丈夫！男の子だって思わないくらい可愛いから！｣

笠松｢おまっ！｣
黄瀬｢あ、あはは｣

俺の、いや笠松先輩自身の女装を見て驚き流石に少し嫌がった。

黄瀬｢すいませんっす。こんなことにっ｣
笠松｢大丈夫……じゃないが、仕方ないな｣

笠松先輩はため息を二度した。
すると監督はポーズを変えると言い出した。

｢黄瀬君、笠松くんのこと抱きしめて顔近づけてみてー。
ごめんね相手男の子で｣

笠松｢えっ｣
黄瀬｢！？｣

笠松先輩は躊躇いながら、俺の体を抱きしめ顎をくいっと掴んで近づいた。

笠松先輩の鼓動が早まってる。

俺もだけど。

笠松先輩に聞こえるんじゃないかと焦った。