【腐女子におすすめ】黄笠が入れ替わったら。

入れ替わりの法則 16 ページ1

言ってしまった。



笠松｢は？｣


好きだと言ってしまった。
好きだと認識してしまった。



黄瀬｢いやこれはっ！違うっすよ？誤解しないでっ｣
笠松｢きつい冗談やめろよ。
しかも俺の体で言うなよな｣


少し赤くなった先輩の顔に期待したが、
やはり先輩は先輩だった。


黄瀬(先輩を振り向かすのは、難しいっすね)





笠松｢あー、やっぱり折りたたみじゃちっせーな｣
黄瀬｢そっすね。でも俺は先輩と相合傘できて嬉しいっすよ？｣
笠松｢俺は嫌だな｣
黄瀬｢はは、先輩酷いっすよ｣



こんな状況でもたまにぶつかる先輩の肩に緊張した。
今は俺より高いせいか、傘を持ってくれている。




黄瀬｢いつか俺が持てたらな｣
笠松｢はぁ？お前はモテてるだろ｣
黄瀬｢そっすよねー！｣



自分の言葉を誤魔化して、
自分の気持ちも誤魔化した。



黄瀬(先輩に本当に好きなんて伝えたら、



きっと困った顔をするだろう)

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