わたしのいきかた〜second〜

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主人公side


小ホールに着いた。中に入ると当たり前だが


ステージがあり、客席がある。


思ってたより広い。


舞台の裾には色々な機械があり、それを


動かして演出する。


素人でも操作できるように使い方が書いてあるし、


自動運転で設定すれば一人でも使えるから


ありがたい。


(曲の構成…どうしようかな。)


舞台の真ん中に立ち、考える。


(こうやってるとアメリカにいたときを思い出すな…。)


幕が開いた時の緊張感、観客の期待の顔、


流れる音楽、スポットライトの光、


そして、どうしようもなく踊りたい気持ち。


『ふぅ…。』


息を吐いて頭の切り替え。


夜まで時間があるようでない。


1度部屋に戻って必要な物を全て持って


ここに来よう。


1日小ホール過ごすようにする。


(……あ、そうだ…)


私は1つのアイデアを思い付いた。


それ実行するためにはあの子を探さないと


いけない。


急いで舞台から降りて、小ホールを出る。


どこにいるだろうか…。


とりあえず、部屋を訪ねよう。


(確か、部屋は2階の…)


あった。多分ここだ。


ｺﾝｺﾝｺﾝ


？「はい、今開けます。」


良かった、いるらしい。


？「あ！折川さん!!こんにちは」


『こんにちは!!今、大丈夫かな？七海ちゃん』


七海「大丈夫ですよ。」


私は七海ちゃんにお願いすることした。


今夜のバレエの1曲目を七海ちゃんに


ピアノ演奏してもらうことを。

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