６６話 ページ17
舞花side
最後にもう一度水族館に行くことになり、せっかくだからと、閉館までいることに。
館内に入ると、午前中とはまた違ったゆったりとした空間が。
人もほとんどいなくって、私たちの足音がすごく大きく聞こえた。
私は真冬とこの空間にいるだけで楽しかったので、特に見たいものもなく、ただ前を行く真冬に着いて行った。
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足を止めたのは、館内で一番大きな水槽の前。
人気のある場所のはずなのに、誰一人としてそこにはいない。
薄暗い中、本当に世界に二人きりなんじゃないかと錯覚してしまうような空間で、すごくドキドキする。
「ねぇ、舞花。」
館内に入ってから、お互い一言も交わしていなかったため、名前を呼ばれただけでも少し身構えてしまう。
『なに？』
「あのね僕、舞花が初めての彼女なんだけど 少しケジメをつけたくって」
唐突で よくわからなかったが、口を挟んでいいような雰囲気ではなかったので、このまま話を聞いていることに。
「僕達が付き合った経緯覚えてる？これから夕飯食べようって時に、僕が下手くそな告白をして、それでその日から付き合うようになって…
…この年齢で恋人になるってことは、先のことも考えなくちゃいけないわけで、中途半端な気持ちじゃ付き合っちゃいけないんじゃないかって思ったんだ。
だから、僕なりにもう１度 告白、させてください。」
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「舞花。好きです。
僕と 結婚を前提に、付き合ってくれませんか。」
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真冬からは真剣な気持ちがひしひしと伝わってくる。
こんな言葉を言われて嬉しくない人なんていない。
私だってその例外ではないので、涙がボロボロと溢れ出してくる。
嬉しくって、嬉しくって 言いたいこともまとめられず、真冬に抱きつくと、しっかりと受け止めてくれた。
こんなにちゃんと考えてくれているなんて知らなかったし、その気持ちを素直に伝えてくれるなんて、すごく嬉しい。
この人と出会えて、付き合うことが出来て、本当に幸せだと思う。
『もちろん、いいに決まってるでしょっ…！』
すると真冬は私を抱きしめていた手を緩め、体を離した。
「ねぇ、…舞花。」
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顔を上げると同時に、私と真冬の唇は重なった。
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Loi -ﾛｲ-(プロフ) - ぴぃさん» ほんとに最近ぴぃさんに支えられてます(｡-人-｡) これからもお願いします！w (2017年12月22日 21時) (
レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぃ - Loi -ﾛｲ-さん» ありがとうを言わなきゃいけないのは、私のほうですよ! いつも面白いお話、本当にありがとうございます。 これからも応援してます！ (2017年12月21日 23時) (レス) id: 7a2a1d1f1a (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ﾛｲ-(プロフ) - 海月さん» ほんとですか！ ちょっといきなりキャラ変わっちゃったかもって不安になって更新出来なかったんです…。気に入って頂けているみたいで、明日からまた頑張れそうです！ (2017年12月21日 22時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ﾛｲ-(プロフ) - ぴぃさん» よかったε-(´∀｀*)ホッ いっつも暖かいコメントありがとうございます！ (2017年12月21日 22時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - まふくんのSいいですね(真顔)でも天月さんも若干Sになってた…(( 続き楽しみに待ってます!! (2017年12月21日 18時) (レス) id: a6d9ce78d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Loi -ﾛｲ- | 作成日時：2017年11月16日 7時
