...こういうことしていいんでしょ？［まふまふ］

２４話 ページ25

まふまふside









" 鍵を落とす "





これが僕が考えた計画！







もちろん、夢小説からの受け売りだけどね！









あ、そうそう。僕がこの先に考えてる事は、どうにかして、佐野さんのお部屋に入らせてもらうこと！


…あわよくば 夕飯も、、なんて。







そらるさんはドン引きしていたけど、僕の思いを汲んでくれたのか、協力してやると 言ってくれた。








だから僕はその言葉に甘えることにして、そらるさんには一応やってほしいことを頼んでいる。









…なんて考えてる場合じゃなかった！







−−−−−−−−−−







「え、それ大丈夫なんですか？」






『それが 結構まずいかな、って感じなんです。』






「…これから、どうするんですか？」






『えっと、とりあえずもう1度しっかりとバックの中を探して、なかったら明日、探しに行こうと思ってます。』






「…そうですね、それがいいと思います。」








…うん。


ここまでは、計画通り。





あとは佐野さんが、



よかったら家きます？



って言ってくれるのを待つだけ。









.









.









「……では、私はこれで。 鍵、見つかるといいですね。」






ｶﾞﾁｬ




ﾊﾞﾀﾝ









.









.









『………え、？』






あれ、 おかしいなぁ…







佐野さん、家入っちゃったよ…？







上手くいくと思ったんだけどなぁ……








…あれぇ？？？？






.






.








っていうか、どうしよう。









.









.









鍵本当に持ってないんだけど…!?








隠していた鍵が絶対に見つからないようにって今朝そらるさんに預けてきちゃった…







…それに、そらるさんの家に行って、泊めてもらうことだってできない。



僕が深読みしすぎて、家にいないようにしてもらっちゃったんだ。


今更帰ってきてもらうのも流石に申し訳ないし…









…なんで失敗する可能性を考えてなかったの。









もう、本当にどうしよう。









お財布の中身だってそんなにたくさんあるわけじゃないし…









と、途方に暮れていると、、、









ｶﾞﾁｬ




「…あ、まだいた。よかった…
えっと、、もしよければ、この間のお礼も兼ねて、家で 夕飯食べていきませんか？」






−−−−−−−−









この瞬間ほど神に感謝した時は今までになかったように思う。







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