*なんでそんなに2 ページ44
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アイスを食べ終え、作業を再開しようと思い作業部屋に続く廊下に出ると、
『「あ。」』
リビングに向かってきていたAと遭遇。
アイスあるから、と言おうとしたその瞬間 Aはクルッと綺麗なまわれ右をして自分の部屋に戻った。
『……え、』
もしかして、俺 避けられてる……?
流石にこれは気のせいじゃ済まないよなぁ、
なんて独り言を漏らしながらとりあえず作業部屋へ。
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結局PCの前でずっと考えていて作業なんてちっとも進まないまま18:00になった。
そろそろ夕飯だからと部屋を出てダイニングへ。
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ガチャ
肉を焼いたようないい匂いがして、夕飯は作ってくれてるんだと少し安心した。
『A。 そろそろ夕飯?』
そう尋ねると、俺のほうも見ずに うん。 と一言。
『……、ねぇ。 俺さ』
「私やることあるからそらる食べてて!
終わるの何時になるかわかんないし、待ってなくていいから!!」
なにかした? と、聞く前にそう言われ、Aはすぐに部屋を出た。
『……はぁ?
なんなんだよ、』
完全に避けられてるし、嫌われてるんじゃないかってくらいには冷たすぎる。
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夕飯を食べながらどうしたものかと頭を働かせた結果、結局【何かを買ってくる】しか思い浮かばなかった。
まだ19:00くらいだし空いてる店はいっぱいある。
Aの好きなケーキ屋も開いてるし、、
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ガチャ
ドサッ
両手がいっぱいになるくらいたくさんのものを買ってきて帰宅。
時間は20:30で、Aはそろそろ風呂に入る時間。
今はリビングにいないから、きっと自分の部屋だろう。
そう思い、話をしに 荷物も抱えてAの部屋に。
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コンコン
『Aー? ちょっと今いい?』
「ごめん、ちょっと無理。 後でいい?」
『……あー。
いや、やっぱいいわ』
廊下を歩くのも一苦労なくらいの量の荷物をまたリビングに戻す。
いくら必死になってAの好きなものを買ってきたって、話すら聞いてもらえないようでは意味が無い。
本当になにかしてしまった覚えなんてないし、正直Aの考えてることもよく分からないからもうどうしようもない。
『こんなんで終わるとかなしだろ……』
同棲生活の終わりが見えてしまった気がしてかぶりを振った。
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Loi -ロイ-(プロフ) - 涙色さん» そうだったんですね、こちらこそ勝手に事を進めてしまって申し訳ないです。 ありがとうございます^^* (2018年8月6日 18時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
涙色(プロフ) - Loiさんすみません!コメント欄を全然読んでいませんでした(汗)リクエストに答えてくれて、しかも1つの小説として取り上げてくれて、ありがとうございます!とても嬉しいです。これから全部読んできます! (2018年8月6日 17時) (レス) id: 405087afcc (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - 涙色さん» 勝手で申し訳ないのですが、このままお返事がなければ一つの小説として公開させていただきたいと思います。 なにか意見等ありましたら、6日の12:00までにお願いしたいです。その時間になったら公開させていただきます。すみません。 (2018年8月5日 19時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
Loi -ロイ-(プロフ) - やのさん» 申し訳ないです。ありがとうございます。 (2018年8月4日 22時) (レス) id: 91b90c9218 (このIDを非表示/違反報告)
やの(プロフ) - Loi -ロイ-さん» 大丈夫です!ずっと待ってますね!(*- -)(*_ _)ペコリ (2018年8月3日 14時) (レス) id: 6bb0fe0dd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Loi -ロイ- | 作成日時:2018年5月21日 18時