人生はわからないことで溢れているのである (ページ41)

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その41 ページ41

「Aちゃん。」

『はいぃ！あ、昆さん。尊ちゃんも。痛かったでしょー。出席簿。』

「……別にどうってことない」

尊ちゃんは私にはツンで昆さんにはデレ。隠しデレ。

『そういや、私はいつ帰れます？』

一番気になること。長引くと絶対怒られるな～

「もう少しね。ちゃんと返してあげるから心配しないで」

昆さん優しいからね。

『心配はしてないですよ～ここもここで楽しいし。帰るけど。』

「帰らなくてもいいんだよ」

『いや、帰ります。大好きな人たちが待ってるので。昆さんたちが遊びに来ればいいんですよ』

「遊びにねぇ……そういえば多分明後日、園田村で戦になるよ」

『まあそういう空気ですもんね。みんな怪我しないといいな……』

昆さんはかるーく教えてくれる。この時代、戦は当たり前。それはわかってる。私はこの半年間幸せに過ごしてこれたなぁと実感してる。

「さあ、帰ろうか」

『はーい。』

夏休みが終わる三日前の夜。らしい。
起きたら目の前に昆さんがいたんだもん。
理由を聞くと
・異世界から来た私が様々なところで噂になっている
・どういうことなのか調べるために誘拐

ただの誘拐ですよね
まあ悪い人ではないのかなぁと思い。
今までのことをお話した。
そしたら帰る方法探してあげると。

ありがたい。でもさみしい。

まあ帰り方見つかったらまた考えよう。

ってことで。すぐ返してもらえるのかなと思ったらまだ返せないと。

だからタソガレドキ忍者隊のお手伝いや炊き出しなどなど。精一杯働き。
そろそろ帰れるそうです。

やったね！でもいろいろ連絡来てるし。。。
１日1件。学校始まってからは2.3件ずつ。
ごめんね！無事メールだけはしたいな。

『昆さん！最近すごい連絡よこせメールが来るので返してもいいですか？』

「んー？いいよ」

『ありがとうございます～』

心配してもらえるのは嬉しい。にやける

でも多いな。

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忍術学園の皆さんへ。

詳しくはお話できませんが私は無事です。私がいる所はいい人ばかりで怪我も何もなくご飯もちゃんともらえて元気にしてます。
そろそろ返してくれるそうです。
みんなは園田村でタソガレドキ軍と戦をするようですね。
怪我はしないでください。
小平太は怪我をする気がします。杞憂であることを祈ります。
ちゃんと帰るので戦に集中してね

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