その20 ページ20
「久々知先輩！Aさんなんて言っておられましたか？」
「ん？庄左ヱ門か。は組は待機。俺と善法寺伊作先輩と立花仙蔵先輩。は組の保父さんとって言っていたが……」
「は組の保父さんといえば……」｢｢｢｢土井先生！！！｣｣｣｣
土井先生、保父さんなんだ……
「じゃあ学園長先生のところへ行ってくるから君たちは待っていて。」
｢｢｢｢えー！｣｣｣｣
「Aにプレゼント渡す準備君たちがしたって知ったらすごい喜んでくれると思うな｣
「どうする？」「準備しよ！」「久々知先輩！Aさんのこと、お願いします！」
「もちろん！」
……勘右衛門はどうするんだろう？何も言ってなかったけど……
「あ！待って兵助！俺も行くから〜！」
「あ、いくんだ」
「もちろん！」
「じゃあ勘右衛門、六年生呼んできてもらえる？」
「了解！」
「失礼します！学園長先生！」
「ん？お主は久々知兵助。どうしたのじゃ」
「えっと、かくかくしがじかでして。それで今勘右衛門が六年生を呼びに行っています」
「そうか……先生方！今の話聞いていたな！」
｢｢｢はい｣｣｣
ｺﾝｺﾝ「失礼します、六年生をお連れしました」
「おお、入れ」
「はい。」
「おぬしらを呼んだのは他でもない。Aが稗田八方斎に捕らえられた」
｢｢｢えっ｣｣｣
「そこで選抜メンバーでAを救出に行ってもらいたいと思う！久々知兵助！」
「はい。Aが言うには足を怪我したので伊作お兄ちゃんを連れて来て欲しい。仙蔵おじさんにはいつものを。そして僕と勘右衛門。あと不安だったらよい子達の保父さんと来てねだそうです」
「伊作お兄ちゃん……」
「おじさんとは……なぜだ伊作はお兄ちゃんなのに……」
「よい子達の保父さんとは土井先生だっては組が」
「うぅ……」
「私も行くぞ！」「俺もだ！」
「あ……いつもいがみ合っているお父さんとお母さんは連れてきてはいけないと……」
「それって留三郎と……」
「どう考えても文次郎、お前らのことだ」
「「なぜだ！」」
「え？ぼ、僕に聞かないでくださいっ！」
「とっとと行くのじゃ！」
｢｢｢｢はっ！｣｣｣｣
「私と長次は……？」
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作者名：りさ x他1人 | 作成日時：2016年5月18日 22時
