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貴女side
「じゃあ、天満さん。ズボン縫っちゃうので、これ着ててください」
気がついたら何処かへ逃走していた天満さんを捕まえるのと同時に、ジャージをとってきた。ジャージのズボンを手渡すと、彼はささっと着替えを済ませてズボンを手渡してくれた。
「A姉ちゃんって呼んでいい？」
「お姉さんって柄でもないと思いますけど……呼びやすいならそれで良いですよ」
やったんだぜ！とぴょんぴょん飛び跳ねる天満さん。
この人は本当に高校生なんだろうか。
「Aちゃん、おれもなんか手伝おうか？」
「ありがとうございます、影片さん。とりあえずは大丈夫かと」
手持ちぶたさになったのか、さっきから部屋内をうろうろしていた影片さんが、声をかけてくる。申し訳ないが、もうすぐ裂けたところは繕い終わりそうだし、しょぼんとしているのは心に痛いがしょうがない。
「そういえば、Aちゃんて凛月くんとなんか関係あるの？」
「そうですね…。妹です」
「へー、妹おるねんなぁ、凛月くん」
こくこく、と興味深そうに頷いた影片さんを片目に、糸の端を玉にして止める。
「よし、できましたよ、天満さん」
「うわーっ、A姉ちゃん、早いんだぜ」
目立たないぐらいにはなっただろうか。ズボンを履いて叫んでいる天満さんに満足に思って微笑んだ時、いきなりコール音が鳴った。影片さんの肩がびくっと震える。
「びっくりした…。Aちゃんの携帯やない？」
「あ、本当です。…あ、朔間様！」
完全に忘れてた。慌てて繋ぐと、ガヤガヤという音の中で朔間様の声が聞こえた。
『A⁉』
「あ、はい。Aです、朔間様。あの」
『今どこにいるんじゃぁ……』
「手芸部です。すいません…」
無事ならいいんじゃよ、と言いつつ声が完全に湿っている。朔間様の声の裏で、誰かが喋っているみたいだった。
『朔間先輩、A先輩みつかりました⁉』
どうやら後輩くんにも捜させていたらしい。本当に申し訳ない。
『ちょっと兄者どいて！…Aいんの？なんかあるなら連絡しろって俺言ったでしょ⁉心配するからやめて。特に兄者は話盛って言うからびっくりするでしょ！今度からは俺と帰るよ』
「あ、はい」
兄弟集結してるじゃないですか。
『GPSつけるか』
「やめてください怖いです」
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蝶遊(プロフ) - 私も推しが似てて嬉しいです〜！ か、活躍…できる限り頑張りますっ！！笑 (2018年9月2日 7時) (
レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - 蝶遊さん» 来てしまいました~笑 推しが似てて嬉しいです..凛月くん人気!!!!!!!!! 今後の作者様の活躍を期待していますっ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
蝶遊(プロフ) - ▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中さん» わわ、こっちにも来てくださったんですね！ なんか推しが似てますね…笑 コメントありがとうございます！！ (2018年9月1日 19時) (レス) id: 231773e0eb (このIDを非表示/違反報告)
▼ 宮本 . △@ペアネβペア画中(プロフ) - うはぁぁぁ!!!!!!!!!歌い手小説からやって来ました(*''*) 推し…同じです！凛月くん~~好きや~~！！笑 (2018年9月1日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
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