廿捌話 ページ29
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「!はい!!」
「ではAさんはこちらに座ってください」
アオイちゃんに言われた場所に座ってカナヲちゃんと向き合う
「手加減無しで……」
『お手柔らかに……』
「始めッ!」
速い速い速い!!
やっぱ衰えてるなぁ
するとカナヲちゃんはすごく小さな声で
「……Aさんの本気が見たい……」
『!!』
ボソッと聞こえるか聞こえないか位の声の大きさではあったが
私の耳にはきちんと聞こえた
ほんとに1回だけだからね……もう……
『スゥーッ』
今!!
隙をついて湯飲みを取ったもののカナヲちゃんの頭にかけるのもなぁ
しのぶさんの継子だし……かといってこれをどうすれば……
ま、周りの視線が痛いッ!
もうどうにでもなれ!!
そう思った私は自分の頭に勢いよく薬湯をかけた後、カナヲちゃんの頭に湯飲みを置いた
「そ、そこまでッ!」
カナヲちゃんは目の前で呆気にとられている
「Aさん!何をしているんですか!?」
『だって女の子だよ?可哀想じゃん……』
「あなたも女性です!!早く湯汲みに行ってきてください!」
『はぁい』
アオイちゃんに訓練場から追い出され、すみちゃんに案内してもらう
『うぅ〜やっぱきつい匂いだなぁこれ』
「Aさんはもう少しご自身のことを考えてくださいね!!」
自分よりも幼い子に叱られる日が来るとは……
『ふ、不甲斐なし……』
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Rail(プロフ) - 蓮莉☆〜(ゝ。∂)さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!!これからもよろしくお願いします(o_ _)o (2020年4月4日 11時) (レス) id: 176522ced7 (このIDを非表示/違反報告)
蓮莉☆〜(ゝ。∂) - 面白くて一気読みしちゃいました( ´ ▽ ` )ノ更新頑張ってください☆ (2020年4月3日 17時) (レス) id: 4e2f990c90 (このIDを非表示/違反報告)
Rail(プロフ) - Regulusさん» コメントありがとうございます!!ほんと亀更新の作者ですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!! (2020年4月2日 14時) (レス) id: 176522ced7 (このIDを非表示/違反報告)
Regulus(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!更新頑張ってください(*≧∀≦*) (2020年4月1日 21時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
Rail(プロフ) - 麻美さん» ご指摘ありがとうございます!完全な編集ミスです。柱ではなく、隠ですね、、、訂正しておきます。 (2020年3月21日 15時) (レス) id: 94227c1ed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Rail | 作成日時:2020年1月11日 23時