【鬼滅の刃】どうも、鬼殺隊で縫製係やってます。

廿漆話 ページ28

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三人が外に出て行ったあと、


下心丸出しで二人を叱る善逸くんの声がしてきた


そんなことで怒っているなんて


まるで前田先輩のようだ


たぶん君の前田先輩はいい友達になれると思う


結婚結婚と言ってくるあたりうすうすそんな気はしていたが……


ここまで下心を出してくるとは





一通り言いたいことを言い終えたのか


三人は戻ってきた


善逸くんはさっきよりもかなり元気な顔をして



……君、さっきまですごい暗い顔してたじゃんか


っていうか心做しか伊之助くんもすごい気合い入ってるんですけど





そして訓練開始


殆どの隊士が痛がる柔軟の最中も善逸くんは笑い続けていた



……女の子にさわられるだけでそこまで出来るのは逆に凄いよ





さらに、薬湯の訓練ではアオイちゃんにも勝ち、中々キザなセリフを言い放った



……が、少女達わイラつかせるには十分で、さらに彼を見る目は冷ややかなものとなって言った


もちろん私も





鬼ごっこでも善逸くんはアオイちゃんに抱きつくという形で勝ったが、その分アオイちゃんにフルボッコにされていた


その時の彼の感想は







「勝負で勝ち戦いに負けた！！」







ブレないね君





そして、負けず嫌いの伊之助くん


彼もアオイちゃんに勝ち続けた


しかし炭治郎くんは……







『そんなに気を落とさないで！今からでも頑張れば大丈夫！！』

「ありがとうございます……」







負け続けていた


ただ、善逸くんと伊之助くんが順調だったのはここまでだった





誰もカナヲちゃんには勝てていないのだ







『カナヲちゃんは流石だね〜』

「Aさん」

『なあに？カナヲちゃん』

「私と……薬湯のかけ合い……してくれませんか……？」

『わ、私？！』

「師範がAさんは凄いって言ってたから」







し、しのぶさんは何を！？







「そうですね、私も少し見てみたいですし。Aさん、よろしいですか？」

『え、えっと……』

「お、俺も見てみたいです！」

『炭治郎くんまで……』







本気ですか……？







『はぁ……１回、１回だけですからね？』









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