【３】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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パァン…ッ




『わぁ…っ！』




な「…凄いな」




一色の花火かと思いきや、散る頃にはグラデーションの様に色が変わった。…凄い。




『祭りなんて、いつぶりだろうね』




な「そうだな。…やっぱり楽しいものだな」




『ね。』




他の６人も、目をキラキラさせてとても楽しそうに眺めていた。…喜んでくれて、良かった。




『明日からまた学校かぁ』




な「嫌なこと思い出させんなよ…。」




『課題は？』


な「……」




やってないんだね。

そして祭りも終盤の為、どんどん連続に上がり始めた。




さ「見てみて！緑の次に紫！」


う「俺とまーしぃじゃん」


し「やりぃー」




ま「青の次に白ですよ！」


そ「おぉー、凄い」




『黄色が何回も上がってますね』


せ「綺麗やろ」


『えぇ、とても』




緑や紫、赤に黄色。白に青に桃色。…凄いなぁ




『…来年も来れたらいいなぁ』




ぼそっと呟くと、みんなの視線が私へと集まった。え、もしかして聞かれた？


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