【３】路地裏から拾いまして【浦.島.坂田.船】

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大荷物を2人に持ってもらい、自分でも一袋持つ。と言っても、軽いものだが




『…流石に自分もそのくらいは持てますよ。』




う「俺たちが嫌だ。」




せ「骨折したいんやな？」


『さすがに骨折はしません』




荷物を持って骨折ってどんな大怪我ですか。




う「そうだ、A。そらるさんとまふの２人、覚えてるか？」




『えぇ、勿論。2人がどうかしましたか？』




う「いや、その…」




『？』




どうしたんだろうか。
うらたさんは、指で頰を掻いて、言おうか迷っている様子。




せ「２人が警察に追われてるんやって。」




『ほぉ』





……




『………えっ！？』




いったい何が！？




せ「それが、」


う「センラ！言わなくていい！」


『？』




センラさんが言おうとすると、うらたさんが全力で止めた。……




『…その２人をどうにかしたいと？』




う「…あぁ」




ポケットからスマホを取り出し、電話帳を開く。




う「その、なるべく警察が諦めるまでどうにかしたいというか…」




せ「今は何とか過ごしとるらしいんやけど、そろそろ見つかりそうなんやって」




『わかりました。少々お待ちください』


う，せ「「？」」




2人から離れ、ある人物へ電話をかける。
出るの遅ーい




「…なに、寝てたんだけど」


『もうお昼だよ。で、急で悪いんだけど…』


「…ん？」


『知り合いを２人、そっちで暫く過ごさせてあげられない？





.







.






なるせ』

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