買われて飼われた。【浦.島.坂田.船】

飼われて ページ40

『そう言えば、先程話していたのは取引相手ですか？』




さ｢え、Aに教えたっけ？｣


『うらたさんに教えて貰いました。』


さ｢うぅっ｣




ベンチに座って花を見ながら話していると、坂田さんは先程のことを思い出したのかイライラし出した。…なぜ




さ｢一ヶ月に１人５つって言ったんになんなん彼奴。契約書でも破ったろうかな…｣




『契約書？』




あぁいう取引って契約書って必要なのかな？
そう思っていると、坂田さんに｢途中放棄されても困るからやっとるんよ。見る？｣と聞かれた。
えっ、見ます見ます。




さ｢んーっと、あったあった｣




そして、中庭から部屋に移動して私は麻薬を見たりしていると、坂田さんが大量のくるくる巻き状態の紙を取り出したのだ。えっ、やばぁ




さ｢赤い判子が公安の奴ら。青い判子がポリスの奴ら。黄色が一般の奴ら。

今のところ全部で一万ぐらいやな。これはその一部｣




『い、一万…』




紙に付いている紐をくるくる解き、判子を見てみると黒い判子が。…あれ、黒？




『坂田さん、黒って何ですか？』




さ｢え、黒？｣




坂田さんは首を傾げ、私が持っている契約書を覗いた。




さ｢あぁー、これあれや。Aを買ったときの契約書やな。｣




『えっ、買った人が契約書を持てるんですか？』




さ｢んーっと、客に一枚。店に一枚。

なんかあれば契約書を見て対処する…てきな？よく解らん！！！｣




『え、えぇ…。だって坂田さんも契約書作ってるじゃないですか…』




さ｢あれはセンラが作ったんよ。俺は頭を使いたくないのでー｣




それなのに薬とか作れるんだ…

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