４人の鬼さん達に買われまして【浦.島.坂田.船】

鬼が１２体 ページ12

センラさんが食器を洗っていたので、洗った食器を受け取ってタオルで拭いていると、お風呂に入ってくるよう言われた。




『お皿が終わってから…』




せ｢あと少しだから大丈夫やって。な？｣




『……わかりました。入ってきます』




ほんっとうに申し訳ない。心の中でセンラさんに土下座をして、坂田さんに案内されたときの記憶を辿ってお風呂場に向かうと、無事に着けた。よかったぁ




『…あれ、傷口が塞がってる』




お風呂に包帯はダメ出しなぁっと思い、包帯をくるくる取って恐る恐る記憶を見てみるが、傷口はなく綺麗な状態だった。…え？




『まぁ、いっか』




そういうのは気にしちゃダメだ！お風呂お風呂！ドアをバーン！と開けると、大きな湯船が目に入った。凄っ！？




『ふぁー、きもちいぃ…』




シャワーできちんと洗い、湯船に浸ると変な声が出た。気にしないで〜((




『これって、趣味…？』




シャンプーなどは人間用！やら緑でU！と書かれていて、人によってものが違うらしい。匂いを見てみたら、坂田さんのがまさかの【チのニオイ】と書かれていた。




『……そんなに飢えてんの坂田さんや』




めっちゃ血を欲してるじゃん。こわいこわい。
そういえば志麻さんと坂田さんには血を吸われたけど、うらたさんとセンラさんには吸われてないな？

と言っても、うらたさんはセンラさんのおかげなんですけどね！！！((




『あっ、ヤバい。のぼせそうだ』




ザバッと上がって、髪などを洗ってタオルを体に巻いてお風呂場から出ると、そこにはうらたさんが。……わっつ？




『どうしたんですか？』




う｢…お前の服持って来た。っていうかさァ

お風呂上がりは血行が良くなって一番美味しい時って…わからない？｣




『離して…！』




うらたさんは持っていた服を置くと、私の腰に腕を回し、もう片方の手で私の頬を撫でた。…逃げられない









う｢めっちゃ美味そう。なァ、イイだろ？｣

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