33.心配の足音 ページ34
《Sanji side》
「Aが目を覚ましたぞぉ！！」
月明かりに照らされる甲板に、チョッパーの涙に潤んだ声が響いた。
その声に、誰もが驚き動きを止める。
一瞬、自分の耳を疑った。
持っていたナミさんへの差し入れが床に落ちる。
Aちゃんが起きた？
本当に？
そしてようやく動き出した頭と同時に、足が保健室に向けて走り出す。
バタバタと騒がしい足音がいくつも響いた。
先頭を走っていたルフィが勢いよく扉を開ける。
のめり込むように保健室へ入れば、綺麗なエメラルドグリーンの瞳が開いていた。
「Aっ！」
ルフィがAちゃんに抱きつく。
それを追うようにして、ナミさんがAちゃんに抱きついた。
皆が泣いていた。
彼女が目覚めたという安堵に。
彼女を失うかもしれないという恐怖に。
本当に怖かった。
大切な仲間を失うんじゃないかと思うと、寝ている暇などなかった。
今日まで、皆ほとんど寝ていない。
「心配かけて、ごめ…」
しばらく意識がなかったせいか、Aちゃんの声はガラガラだった。
何か喉に優しいものを作ってあげないと。
早く栄養を摂れるものを作ってあげないと。
あぁ、でも久しぶりの食事だから固形物はやめておこうか。
消化がいいように、少しすりつぶしたほうがいいかもしれない。
なんだか久しぶりに腕がなる支度になりそうだと、おれは目に滲んだ雫を拭った。
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ぷりん(プロフ) - 「ぱずる」さん» そうなんですね！何も知らずごめんなさい😿とても面白い作品でお気に入りです！更新頑張ってください応援してます✊🏻🤍 (2022年8月24日 0時) (
レス) id: 30c6d797b4 (このIDを非表示/違反報告)
「ぱずる」(プロフ) - ぷりんさん» 誤解させてしまってすみません！今この作品書き直しの途中でして、まだ14話からは更新できてない状況です。続編はまだ手をつけてないのでそのままなんです。誤解させてすみません点 (2022年8月23日 21時) (レス) id: 6f1abe1470 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 13話から話が飛んでいて次の続編へ行ってしまうのですが14話からは作者様が消されてしまったのでしょうか😿 (2022年8月23日 21時) (レス) id: 30c6d797b4 (このIDを非表示/違反報告)
シェイガー(プロフ) - こんな現象が本当にあったらいいのにな〜笑笑 (2019年9月2日 3時) (レス) id: 524b76be29 (このIDを非表示/違反報告)
むちゅ - 学校も楽しくないし行きたくない、アニメを見てた方が、本当に幸せだと感じる。そう思うのは私だけですかね… (2017年1月9日 22時) (レス) id: 81902d63ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：「ぱずる」 | 作成日時：2016年8月31日 23時
