転生者と呪い、時々お戯れ

痣と傷と涙と〈壱〉 ページ7

ドゴッ

『がっ！』

痛い。なに？実の息子やで？そんなおもいっきし殴らんでもええやん
目の前が回るんやけどw吐きそう。これ肋折れたんとちゃうけ？

直毘人「何をしている！立て！立って反撃しろ」

そうは言っても直毘人はん、肋折れてちゃ動こうにも動けへんのや

直毘人「実際の戦闘では相手は待ってはくれないぞ」

『せやね。パピーのきたいに、パピーのぶきっちょなやさしさに答えなきゃな』

直毘人はん、安心しぃや！あんさんの息子はあのくっっっそ能天気な神様と前世での知識で
そうそう死ぬ事はあらへんよ！

？［なに言ってんだ手前］












誰？え？い、今何か声聞こえたよな？気のせい、か？

直毘人「どうした」

『ぱ、パピー今の声、きこえなかったん？』

直毘人「何を言っているんだ？声なんて聞こえていないぞ」

なんか、こいつ、脳内に直接？！って感じやってんな

直毘人「何か聞こえたのか？」

『な、なんでもあらへんよ！多分空耳やけ、けいこの続きしようや！』

？［空耳じゃぁねえ］












『パピーやっぱけいこはまた今度！』

直毘人「！おいまて、稲荷！」







あかんあかん、つい飛び出してきてもうた！
どうすればええねん、俺にどうしろっちゅうねん！

？［はははははは！愉快だなあ、小僧！］

愉快爽快はいそうですかい！てかオッサンだれや！

？［オッサン？小僧貴様］どっ
？「そんな急いでどこに行くんだ稲荷」

へ？あ、

『扇はん！すまんません！前見てなかった！』

ビックリした！何かにぶつかったと思ったら扇はんかいな！あ、扇はんは俺の叔父様
何か知らへんけどずっとちょっとキレてるお方。でも俺に刀の使い方教えてくれる人。
俺には優しいんやけど他の人にはめちゃめちゃに当たりがっぉぃ

扇「何を急いでいるかはしらんが気を付けろ」

『はーい！すんませんした！』

















俺の部屋なら大丈夫か？

『なあ、さっきから俺んなか居座っとるあんさんだれや？』

？［俺か？俺は酒呑童子だ］

はい？

『酒呑童子やー言われてなるほどそうでしたかーってなるほど阿呆とちゃうぞ？』

酒［何が不服だ］

『もっとちゃんと俺にも理解出来るよう、分かりやすぅ説明せぇや』

酒［ったく］グワン

あ、この感覚、知ってる。い し き が



















酒「おはよぉさん」

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