3話 ページ5
正直、適当にやろうと思った。
2人みたいに、素人ぶろうとした。
…けど。
咲也たんや、いづみたん…いや、監督が。
一生懸命やってるのに、心が打たれた。
自分が考えていた事が恥ずかしい。
それに。
「…なにあれ、酷い」
「罰ゲーム？」
周りの声に、イラっときた。
いや、合ってるんだけどさぁ。
なーんか、ムカつく。
だってほら。
みるみる落ち込んでるじゃん。
監督が。
…昔、十ちゃんに言われた言葉を思い出す。
”天才だな”って一言を。
”二度と演技をするな”とも、言われたけど。
今だけは、都合がいい言葉だけ思い出そう。
震える心に鍵をかけ、あの頃…
演じるのが楽しかったあの頃だけ、思い出そう。
あ)「…監督さん！あの…まだ、募集してるでしょうか…？」
さぁ、観て。
私を、私達を。
今、スポットライトに当たってるのは私達。
私達が主役。
監)「…え！」
あ)「やっぱり、ダメですよね…。…っ遅れた事は、すみません！だけど…だけど、私、演技がしたいんです…！」
あぁ、どうしよう。
やっぱり私…演技が好きだ。
好きで好きで、たまらない。
「…」
あ)「おりょ？あれ、うちの学校のコだね〜？」
咲)「本当だ…。碓氷真澄君だ！」
監督が話かけてるコは、うちの学校で人気のコだ。
そういえば、さっきから監督の事、見てたもんなー。
碓)「…あんた、誰」
あ)「あらら、咲也たん撃沈だねぇ〜」
碓)「あんた」
あ)「んー？私？私は染井Aだよ〜」
碓)「…知ってる」
まさかの、知られてた事に驚き。
監)「ま、真澄くん？演技に興味あるなら…」
1人、ゲットかな？
だって。
まっすー、目がハートじゃん。
結局、日がくれた
あ)「まっすー、上手だねぇ〜」
碓)「…あんただろ。それは」
あ)「…あんた、ねぇ？」
碓)「…Aサン」
あ)「にゃはっ。まっすー面白〜い」
碓)「…うざ」
なんで私を知ってたかは謎だったけど
噂でも聞いたんだろう
しかも、よくない方
だって、警戒してるし
…そんなに警戒されたら、いじりたくなっちゃうな〜
いきなり、監督が誰かに話かける
「俺、全然経験ないけどいいの？」
いつの間にやら、彼も入る事が決まった
「俺、皆木綴っていいます」
あ)「つーちゃん、お願いね〜！」
綴)「つ、つーちゃん！？」
監)「あぁ、もう時間がない…！皆、走るよ！」
なんとか2人揃ったし
”首の皮一枚繋がったな”なーんて、言われそ〜
古)「とりあえず首の皮一枚繋がったな」
あ)「マジか」
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夢花 (仮垢) - またまたすみません、8話のとこ、「一様」じゃなくて「一応(いちおう)」ですぞ〜…こーゆーのって結構気になっちゃう性格でして(;´∀`) (2019年1月28日 19時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - 7話の所、「どこかえ」ではなく「どこかへ」ですよ〜。その他所々脱字があるので、一度確認するのをおすすめします。こーゆーテンションの夢主ちゃん好きよ← (2019年1月28日 19時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーこ | 作成日時：2017年3月2日 14時
