22話 ページ24
咲)「…うん、Aちゃんの言う通りだよ！まだ、やめるって決まったわけじゃないですよね！」
至)「…え、あぁ、まぁ」
綴)「ゲームよりも、舞台の方が面白いってわかったら、本気になってくれるんすか？」
至)「わかったらない。ゲームよりも面白いものなんてなかったし」
あ)「それじゃあ、わからないね？…もしかしたら、舞台のが面白いかもよ。……可能性は、ゼロじゃない」
ゼロじゃない。
だけど、確信もない。
それでも。
この舞台にかけてみたって、損はないはずだ。
至)「…考えさせてくれ」
結局、保留だけど。
咲也たんや、つーちゃん達の説得は、心にきたはず
もう、温度差とかかっこつけないで、素直になればいいのに
夜。
稽古が終わり部屋でくつろいでると、ノックがした
あ)「はーい」
ゾロゾロと、たるたるを抜かしたメンバーが入ってきた
綴)「ごめんな、夜に。…至さんの事なんだけど…」
そう言って話したある”作戦”に、いつしか心が踊っていた
あ)「…それ、いーじゃん！任せて」
咲)「頑張ろうね！」
シ)「絶対、成功さセルヨ」
碓)「…うざ」
綴)「はいはい、お前もやるの」
小さく円陣をくみ、オー！と高らかに声をあげた
…後で、いづみたんに怒られたけど
碓)『待ってよ、お父さん！』
至)「…は？」
碓)『お母さんと離婚するなんて、嘘だろ？』
至)「なんの真似だよ、真澄」
綴)『お母さん、泣いてたぜ？親父だって、本当は信じてるんだろ？』
あ)『パパ！…行かせないよ！…咲也、ママを呼んできて！』
咲)『待ってて。オレ、お母さんを呼んでくるから！』
至)「綴に咲也…Aまで」
咲)『お母さん、お父さんが行っちゃうよ！ほら、早く引きとめないと！』
至)「え、まさか監督が母親役…？」
シ)『ぐすん、ぐすん…ワタシもスロット回すネ。ケーバで三連単当てるヨ…』
至)「まさかのシトロンか…！」
咲)『ほら、お母さん。何か言って！』
綴)『考え直せよ、親父。親父の酒癖悪いところも、ギャンブル癖も、みんなわかってるしさ』
至)「ひどいな、俺の設定」
咲)『お母さんも全部わかった上で、お父さんと結婚したんだよ！？』
至)「もしかして、ゲーム好きとかけた設定か…」
碓)『お願いだから、出て行くなんていわないでよ…』
綴)『親父、考え直せって』
咲)『オレ、これからもお父さんと一緒に暮らしたいよ！』
あ)『…パパ、皆パパが好きだよ。大丈夫。皆パパを受け入れてるから』
唐突に、たるたるが笑い始めた
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夢花 (仮垢) - またまたすみません、8話のとこ、「一様」じゃなくて「一応(いちおう)」ですぞ〜…こーゆーのって結構気になっちゃう性格でして(;´∀`) (2019年1月28日 19時) (
レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 (仮垢) - 7話の所、「どこかえ」ではなく「どこかへ」ですよ〜。その他所々脱字があるので、一度確認するのをおすすめします。こーゆーテンションの夢主ちゃん好きよ← (2019年1月28日 19時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なーこ | 作成日時：2017年3月2日 14時
